GA文庫 お嬢様頭脳戦 ～お嬢様は頭脳ゲームの完全勝利をご所望です～

著者名：細波小路【著】/AIKO【イラストレーター】

SBクリエイティブ（2025/07発売）

• ISBN：9784815633158

内容説明

あなたなら、こんな私でも連戦連勝させてくれる――でしょ？
１００億円か、お嬢様と一緒に没落か！？　超痛快、最強の学園頭脳ゲーム開幕！！

栄華極まる真のお嬢様だけが通うことを許された私立雪花学院女子高――の隣に立つフツーの高校に通う
俺・隼人の運命は、一人のお嬢様、晴音の手に握られていた。
「ゲームの天才。百億の少年。あなたなら私を勝たせてくれるでしょ？」
お嬢様学園で秘密裏に行われる巨額を賭けた頭脳ゲーム『アクォード』。
その戦いでまさかの全戦全敗を喫する最弱お嬢様・晴音が追い詰められて投じた最後にして最大の賭け――
実はアクォード世界ランカーであるこの俺を最強執事として雇うこと！？
お金なら出す、けど作戦は全部考えて！　ってマジかよ！？　だが、いいぜ。大逆転が一番面白いからな！

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

100億円の借金を抱える何でも屋の貧乏少年・砂金隼人が、崖っぷちお嬢様・姫条晴音にスカウトされ頭脳戦に挑む学園小説。家の事業が傾いて、お嬢様学園で密かに行われる巨額を賭けた頭脳ゲーム『アクォード』に負ければ、全てが終わる窮地に追い込まれていた晴音。ポンコツでも人を見る目だけはある彼女に見出されて借金を肩代わりする代わりに、ここからの逆転を託される隼人。大・展覧会ゲームや缶蹴り、主従逆転といった相手有利のゲームを吹っ掛けられて、敗北必至の状況の中に活路を見出して大逆転してみせる展開はなかなか面白かったです。

2025/07/13

[真白優樹]

かつて頭脳で決闘するゲームの世界で連戦連勝するも、一つの敗北で地に落ちた少年が、連戦連敗な少女に出会い始まる物語。―――自分に賭けてくれた君の為、完全勝利を導け。　時に見慣れたゲームを凄い規模で、札束を乱舞させたりつつ行う中、策がぴたりと嵌り勝利の快感がある物語であり、頭脳戦の面白さが真っ直ぐに描かれている物語である。果たしてこの先、少年は更なる勝利を掴めるのか。因縁の相手は遥か高みで笑う中、少女と共にいつか来るかもしれぬ再びの勝負の舞台にたどり着くことはできるのか。 次巻も勿論楽しみである。

2025/07/13

[尚侍]

ものすごく面白かった。この手の頭脳ゲーム物が好きなので本作も期待していたのですが、期待以上の面白さでしたね。特に最終戦の展開は手に汗を握るというよりも互いの手の読み合いといった雰囲気だったので、オチの見事さまで含めて非常に読み応えがありました。あの展開でどうやってひっくり返すのだろうと思っていたところにあのオチは本当にお見事でした。物語としては綺麗に落ちていますが、こういう展開であれば主人公が過去の呪縛から逃れるところまで読んでみたいですね。

2025/08/07

[史]

10年〜15年前からある遊戯系（≠テレビゲーム系。一応数字をかけてるからギャンブル系なのかな）物語。なんというか導入からもうホビーアニメ的な誇張で始まっております。中盤まではどうしても間延びしている感じがあり（特に遊戯をやっていない部分）。そしてその根幹の遊戯もまあなんでしょうか。あたしはOKだと思うけど先駆者を知っているラノベ好き本流の方々はどうかな？　まあ、まあ。

2025/12/23

[ふうせん]

面白かった！ゲームのスケールがでか！この作品の面白さはスケールがデカくお嬢様でしかできないゲーム進行だわ。自分には想像もつかないから理に適ってるのに予想外という絶妙なラインをついてきてるのが最高。ただ、『お嬢様ポイント(OJP)』とか『どこいってーんの』とかネーミングセンスが終わってることに誰も突っ込まずに進んでいったのがシュールだった。そこ突っ込んでよ！なんか後半普通に受け入れちゃったけど冷静に考えるとお嬢様ポイントが株と連動してるならお坊ちゃまは？ってなった。

2025/09/21