ちくまプリマー新書<br> 不登校のあの子に起きていること

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • Reader

ちくまプリマー新書
不登校のあの子に起きていること

  • 著者名:高坂康雅【著者】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 筑摩書房(2025/07発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480685278

ファイル: /

内容説明

不登校の小中学生は約34万人。もしクラスの子が、自分が、わが子が、不登校になったとき、どんな困難や解決方法があるのか。学校に行かない・行けない彼らをとりまく環境はどうなっているのか。子どものつらい気持ち、親の孤立などの現状を伝える。 【目次】第一章 三四万人という数字の背景──不登校の現状/第二章 学校に行かないのもつらい──子どもの気持ち/第三章 軽視されている保護者の孤立──親の気持ち/第四章 ゲームと寝坊のスパイラル──家庭での対応方法/第五章 先生も不登校のプロじゃない──学校との相談・交渉/第六章 不登校ビジネスに要注意──適切な居場所探し/第七章 不登校は「お先真っ暗」なのか──その後の進路

目次

はじめに/第一章 三四万人という数字の背景──不登校の現状/不登校が増えている/不登校とは何か/クラスにいないのに不登校ではない子ども/不登校のグレーゾーン/どうして学校に行かないのか/自分のことなのに「わからない」/発達障害と不登校/不登校は親のせい?/きょうだいで不登校の家庭はなぜ多いのか/不登校が増えている背景にモデリング/学校以外の学びの場の広がり/それでも「どうして?」と聞いてしまう/不登校の理由が変わっていく/結局、納得できない/「私のせいではない」と思いたい心理/第二章 学校に行かないのもつらい──子どもの気持ち/学校は行くものという思い/学校を休ませるべきサイン/行動や身体症状で訴える/痛いものは痛い/朝起きられないのも心身症?/不登校は子どもの生存戦略/学校に行かないのもつらい/勉強はどうする?/勉強は後回しでいい/公立小・中学校でも転校は可能/学びの多様化学校とは/大切なのは「停滞させないこと」/第三章 軽視されている保護者の孤立──親の気持ち/親だってつらい/【親の孤立(1)】情緒的孤立/【親の孤立(2)】情報的孤立/【親の孤立(3)】社会的孤立/小学校低学年の親が最も孤立を感じている/お金もかかるのが現実/不登校は夫婦の葛藤も生む/父親の気持ちは……/祖父母とどう付き合うか/改めて母親の境遇を考える/第四章 ゲームと寝坊のスパイラル──家庭での対応方法/不登校支援の目的は学校復帰ではない/受容・共感は難しい/休ませることの本当の意味/遅くまで起きている理由を知る/朝起きないのにも理由がある/睡眠習慣を整える/起きる誘因をつくるのがスタート/睡眠禁止ゾーンを理解する/ゲームやネットとのつきあい方/断ゲームではなく節ゲーム/行動の範囲を広げる/居心地よすぎてはいけない/第五章 先生も不登校のプロじゃない──学校との相談・交渉/学校とのやりとりは変えられる/毎日面倒な欠席連絡/学校からの連絡方法や頻度/「せっかくだから」が生むずれ/登校方法と授業の受け方/給食費や教材費をどう考える?/子どもは不登校、親はPTA役員/学校からの情報提供は足りていない/スクールカウンセラーは役に立たない?/先生は不登校支援の専門家ではない/先生にも余裕がない/例外を増やせない/そもそも先生も知らない情報がある/金八先生シンドローム/先生はリーダーでも敵でもなく仲間/第六章 不登校ビジネスには要注意──適切な居場所探し/学校以外にどこに行く?/教育支援センターとは/教育支援センターを利用するメリット/設置していない自治体も/教育支援センターは小さな学校?/フリースクールとは何か?/フリースクールは誰が運営している?/通い方もさまざま/フリースクールと学校との関係/質が担保されていないフリースクール/数十人に対して数人のスタッフという場所も/入会金は平均五万円を超える/フリースクールは地方ほど少ない傾向/フリースクールを選ぶポイント/不登校で病院に行く?/病院でできること/病院は不登校の専門ではない/他にも相談できる場所はある/不登校ビジネスの闇/専門家は断言しない/不登校ビジネスは宣伝もうまい/高額の支払い、ちょっと待った!/第七章 不登校は「お先真っ暗」なのか──その後の進路/その先はひきこもり?/受け皿としての通信制高校/通信制高校は単位制/通信制高校でも登校する?/いろいろ学べるカリキュラム/不登校を考慮した入試制度/通信制高校から大学へ/公立高校も変わっていく/入試を変える自治体も/高校進学に興味をもたないケース/でも、高校生になりたい!/大人の考える普通を押し付けない/これからを生きる今の子どものために/おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

katoyann

21
主に保護者を読者対象として書かれた不登校に関する入門書。子どもの気持ちを尊重する必要性を説いている。フリースクールなどの学び場や高校進学などの具体的な進路についても書かれているので、役に立つ一冊であろう。もし悩んでいる親御さんがいたら是非読んでもらいたいと思う。子どもとの接し方が変わるきっかけにもなる。2025/08/18

しげ

9
「小中学校が不登校でも、多くの子が高校や大学に進学しているから大丈夫!」という結論を読んで、結局ゴールは学校なのか、と肩透かしを食らったような気持ちになりました。多様性の時代と言われるけれど、生き方はまだまだパターン化されているような。学校もさまざな経験や学びに触れられる豊かな場所だとは思います。2025/09/16

ソーシャ

7
不登校の当事者、保護者、教職員のそれぞれが抱える事情について考え方の根拠とともに丁寧に解説されていて、現代の不登校について知りたいならまずこの本といった感じの新書。利用できるサービスのメリット・デメリットについても書かれていますし、著者の考えについても根拠とともに述べられているので批判的に読むこともできます。タイトルは子ども向けに書かれた本のようですが、どちらかというと大人に向けて書かれた本ですね。学校恐怖症の問題は河合隼雄の時代からある問題ですが、この本はある意味そのアンチテーゼになっている気がします。2025/08/09

コウディー

6
最近、子供が学校に行きたくないと言うようになってきたので、手にとった本。 1番の気付きは、不登校の理由探しにはあまり意味はないということ。不登校は、心のコップに少しづつ溜まったストレスという水が、溢れてしまった状態のこと。水を1滴1滴に分けるのが難しいように、不登校の原因を特定することも困難。 私は、理由が分かって、それを取り除けば解決するだろうと単純に考えたので、かなり衝撃的だった。 原因の特定に躍起になるのではなく、子供の言っていることをよく聞いて、共感してあげることが何より大事なんだと思った。2025/11/20

ゆき

6
娘が不登校になり1年、不登校に関する本を読み漁ったけれども記録してきませんでした(余裕がなくてできませんでした)。けれど、この本は情報も新しいですし、不登校になったばかりで戸惑っている親御さんがいたら勧めたいなと思いました。2025/11/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22700756
  • ご注意事項

最近チェックした商品