内容説明
木彫りアーティスト、キボリノコンノが誕生するまでの物語。
公務員時代、うつ病を経てどのように木彫りアーティストとなったのか、赤裸々に語る1冊。
・好きなことを仕事にしたいけど、自信がない……
・将来の夢なんてない……
など、悩み多き若者たちの参考になるエピソードが満載。仕事の定義が変容しつつある現代の必読書。
【目次】
第1章 公務員から木彫りアーティストに
第2章 まずやってみる
第3章 「好き」と「得意」を武器に
第4章 夢はなくたっていい
【著者紹介】キボリノコンノ
「木彫りであっと驚くもの」をコンセプトに作品づくりをしている木彫りアーティスト。2021年、公務員をしながら趣味で木彫りを始め、本物そっくりのコーヒー豆をSNSで投稿したところ一躍話題に。「溶けかけの氷」や「シガール」「注がれるコーヒー」など数多くの作品が、フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」などのメディアでも取り上げられている。
2023年に木彫りアーティストとして独立。
現在は日本全国で個展「キボリノコンノ展」を巡回中。著書に『どっち?』(講談社)、『キボリアル』(玄光社)、『なにができる?』(PHP研究所)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
169
金の延べ棒、美味しそうなカステラ、珈琲を注ぐときの泡、溶けかけた氷、なぜこれを木で表現しようとしたのだろう。思考が追いつかない。なぜ透明を描こうとするのか、そこに楽しさを見出したのだろう。目に映る不思議さをイメージのままに創造するキボリノコンノさんを本書で初めて知る。この世にたった一つのものを作り出す、独創的な芸術。そこには木しかないはずなのに、木は存在していない。独学、近道のない試行錯誤。この木片が何になるか本人もわからない面白さ。袋も木のヨックモックのシガールは必見。さあ次は何が生まれ出てくるだろう。2025/07/08
けんとまん1007
60
まだ何になるかわからない。タイトル自体の捉え方も、いろいろ幅があるなあ~。作品を創る中で何になるか・・。だけでなく、自分自身の生き方にも当てはまると思う。今野さん自身の考え方も、もしかすると稀なほうかと思うが、ある部分では自分にも、そんなところがあるように思う。興味・関心を持ち、観察し、分析し、考え組み立てる。いろいろトライしながら、自分の目指すところへ近づいていく。今野さんのワークショップ、興味が尽きない。2025/09/28
kameyomi
26
キボリノコンノさん、全く知りませんでしたが、本当にあっと驚く作品の数々です。素晴らしい!この様なエッセイではなく、この本の最初に幾つか紹介されている様な、出来上がるまでの工程も含めた作品集を出して欲しいと思いました。2025/09/29
kayo
18
写真絵本『どっち?』で衝撃的だったキボリノコンノさんのエッセイ。作品の写真は今回少なくて残念だけど、現在の創作活動に至る経緯や動機、自分のやってみたいことを慌てずに追ってきた彼の素直な言葉が純粋。ものを作るのが好きな性分で、道具を子どもの頃に与えてもらってそれが現在の仕事につながっているって素晴らしい。仕事にこそしてないけど、私も子ども時代に母が買ってくれたかぎ針まだ持っていて編み物続けてるから、このエピソードは共感出来て嬉しかった。まだ何になるかわからない、息子をゆっくり私は観察するとするか。2025/08/11
ぽけっとももんが
17
図書館の新着リストを見て、写真集かなと思って借りたらエッセイでした。もちろん写真もあり、エッセイでも全然問題ない。わたしはうなぎパイやシガールがバズったのも見ていたし、投稿される作品に毎回楽しませてもらったし、お仕事辞めて木彫りに専念すると聞いておせっかいながら「大丈夫なのか」と実は思いもしたのだ、ごめんなさい。木彫りの苦労や楽しさばかりではなく、転職すること、挑戦することにたいして「期限を決める」など現実的な設計なども書かれていて若い方にも響きそうだ。前職も役に立っているという。そういうものだよね。2025/10/05




