「キノコ雲」の上と下の物語 孫たちの葛藤と軌跡

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「キノコ雲」の上と下の物語 孫たちの葛藤と軌跡

  • ISBN:9784022520685

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内容説明

1945年8月の広島と長崎で被爆した「二重被爆者」山口彊(つとむ)氏の孫と、両方の地への原爆を投下した米爆撃機に搭乗していた軍人ジェイコブ・ビーザー氏の孫が出会ったとき、どんな対話が生まれるのか。広島と長崎の「キノコ雲」の上と下にいた二人の祖父たちから、80年の時を経た今、彼らの残したメモや日記、貴重な資料の数々から孫たちが当時を描き出し、10年以上にわたる交流と協働を記した異色のノンフィクション。朝日新聞デジタル掲載「孫たちの意外な友情 ヒバク80年、日米往復書簡」も収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トト

4
三菱長崎造船所に勤務していた山口彊さんは、1945年5月から単身赴任で三菱広島造船所に来ており8月7日に長崎に戻る予定だった。6日に広島で被爆し、全身怪我と火傷の中命からがら長崎に戻り、9日またもや被爆。米陸軍航空隊に所属していたジェイコブ•ビーザー氏はレーダー士官として広島長崎原爆投下のB29に搭乗。2人の視点で描かれる当時の臨場感、そしてその孫同士の交流で、価値観文化環境の違いを対話で埋めながら、核廃絶平和を望み奔走。暴力が蔓延する世界に、対話と理解で平和解決を目指す。人間にしか出来ないと思うのだが。2025/07/31

けんし

2
広島長崎の二重被爆者と2度のB29での原爆投下に携わった元兵士の孫の交流、共に核廃絶に向けての運動に。往復書簡、完全には一致することはないが、お互いをリスペクトすることの大切さ。核廃絶に向けた声をあげることの大切さ痛感。核武装が安上がりといった党に決して共感しないし、一生投票することはない。2025/08/07

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