内容説明
トランプの猛威、ガザの惨状、泥沼のウクライナ情勢。すべては2017年に著された衝撃の書によって予言されていた!! 現代アメリカ最高の知性と称されるチョムスキーが、世界を混乱と悲嘆に突き落とす元凶に舌鋒鋭く迫る。権力に利用されるメディア、いわゆる「知識人」の本当の姿、戦争の陰で甘い汁を吸う存在――私たちの世界は何によって変えられ、どこに向かおうとしているのか? この世界の真の支配者の正体とは? 混迷を極める今こそ読むべき名著、待望の文庫化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんままこと
15
著名な言語学者であるチョムスキーが、アメリカ人でありながら最も厳しくアメリカという国を批判し糾弾する書で、読むほどに目から鱗が落ちる。世界は超富裕層と、彼らの残り物を漁る庶民とからなっており、その庶民は「表面的な欲望」に駆り立てられ、権威に盾突くこともしなくなる。第二次大戦直後から米国は超大国になり世界を組織する計画が立てられた、などなど。ニクソンの悪漢ぶりや、オバマの時には暗殺は減少したが、拷問が増えたなど興味深い。2025/09/10
たか
3
日本が、いかにアメリカを中心として世界を見て、考えてきたかを、改めて突きつけられる。2025/10/06
Sin'iti Yamaguti
1
文庫本の発行は2025年だが、単行本は2018年。著者による後書きは2017年である。それ以後、世界情勢は悪化の一途をたどっている。いうまでもなくウクライナ戦争やガザでのジェノサイドである。これについても著者が予め問題の根本を指摘している。2025/12/19
ゆんろん
1
題名のせいで、陰謀論のように捉える向きもあるかも知れないが、少し前に読んだ本で指摘されていた、”リーダーがウソをついた”具体例を、事実に即して山盛り挙げられた一冊だ。チョムスキーは生成文法を唱えた言語学者で、”英語帝国主義者”と評されたこともあることが、とてつもない皮肉のように思えてしまう。ここに採りあげられた”大国の(一部支配層の?)エゴ”が、ますますあからさまに現れることになるのだろうか、と思うとかなり暗い気分にさせられるが、一つの見方として承知しておくべきないようだと思う。もっと知られて欲しい。2025/12/09
田中彰英
1
長い、むずい。挫折。2025/10/26
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