講談社文庫<br> 江ノ島奇譚

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講談社文庫
江ノ島奇譚

  • 著者名:高田崇史【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 講談社(2025/07発売)
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  • ISBN:9784065394632

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内容説明

「顔がないんだ、ぬっぺっぽうみたいにさ」
藤沢宿で働くお初は、自分の色男である勝道にそう言った。
「目も鼻も口も耳もない、ぺろりとした顔のそいつが、いつも出てくるんだ」
怖いものなどない破戒僧の勝道だが、なぜか「ぬっぺっぽう」だけは恐ろしかった。
「この悪夢を祓ってくれる、良い神社仏閣はないものかねえ」
勝道は、お初を江島明神の弁財天詣でに誘う。
その地に伝わる哀しい身投げ話など知りもせずに。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

45
面白かったです。江戸時代の江ノ島を舞台にまつわる物語というのに惹かれました。神社仏閣に興味があるので、色々な神様について知ることができたのも良かったです。2025/10/18

ち~

24
情人とともに弁財天を拝みに江ノ島を訪れた元僧侶。そこで身投げした稚児の悲劇と交わり…『初の時代物』とあるが、『カンナ』を思い浮かべるストーリーで当然、相性は良い。弁財天、遊女、稲荷そして鍛治。このテーマで面白くないワケがない。2025/07/25

APIRU

9
まさに奇譚と呼ぶが相応しい神秘玄妙な一篇であり、歴史・フォークロア的な趣向も感じられ始終面白く読んでいました。飯盛り女と生臭坊主が毎夜の悪夢を祓うために江島明神を訪れる。そこで二人が耳にするは、僧侶と稚児による過去の心中伝説。ぬっぺらぼうや血塗れ坊主という怪談色の強いガジェットを含みつつ、後半では少しファンタジー色も感じられたものでした。また、弁財天や稲荷明神といった神々に対して一般的にイメージされるものとは違う、あまり知られていない姿が語られているのも面白いところ。そして巻末に収録された狂言も出色です。2025/12/19

naolog

6
夏休みは何度目かの仙台。江ノ島も何度か訪れているが、参拝の意識は低く、さーっと立ち入るのみ。時間を取ってしっかり詣りたい。狂言とは何か、よく知らないが本作に収録されている話は面白かった。藤の森、深草、いずれも馴染みある京都の近場、稲荷山がどういう立場だったか…。2025/08/14

END

5
江戸時代の江ノ島を舞台に妖怪に纏わるお話ってだけでちょっと京極風。この近辺の寺社は良く巡ったので成り立ちなどの蘊蓄が面白く読める。歌舞伎台本を原作の短編「稲荷山恋者火花」は少し前に読んでいた『神様の御用人』で登場した三条小鍛冶宗近と宝刀小狐丸のお話でした。こちらの方が一般的なお話なんだろうけど、違う解釈を読んでいるので面白味が増した。2025/10/18

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