法蔵館文庫<br> きもの

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法蔵館文庫
きもの

  • ISBN:9784831827029

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内容説明

祖先が紡ぎ、織りなし、纏った、今は失われてしまった「きもの」とは?柳田國男の薫陶を受けた著書が生活の中で着衣された普段着としての「きもの」とその背後にある民俗を丹念に掘り起こし描く生活の文化誌。解説=畑中章宏

目次

自序
しなぬの
一 東北のマダ/二 九州のヘラ
ふじ袴
一 栲布/二 藤布/三 イラの布
麻衣
一 麻を播く/二 糸こしらえ/三 糸宿/四 糸に撚る/五 麻に関する語彙
麻布から綿布へ
一 村人の麻布の生活/二 町の人々の木綿の生活
仕事着
一 上半衣と腕貫・手甲/二 下半衣と脚絆・甲掛/三 前掛/四 帯/五 袖なし/六 被りもの
服装問題の根底によこたわるもの
糸機の道
一 棉の由来/二 糸車のひびき

寝具と寝室と、藁と綿
藁のふとん
一 藁の寝室/二 藁床/三 薦・筵・蓙・畳/四 床の間/五 藁入のふとん
服装と婦人の生活
一 仕事着のこと/二 生活と衣服/三 筒袖のはじめ/四 三角袖全盛へ
ボトの話
一 下着ボト/二 ハダコ/三 ボトとツヅレ/四 裂織/五 ボトの一覧表/六 針の目
晴着考
一 被りもの/二 肩衣と背守り/三 帯と襷/四 むすび
縞の話
一 女の子の遊び/二 編むこと/三 縞の話
昔の制服
一 産衣/二 七・五・三の祝着/三 元服/四 主婦のしるし/五 厄年のきもの/六 被り物・帯・袴に関する語彙
農服研究とその資料
一 蒐集のために/二 着物の形とはたらき/三 きものの名称/四 技術/五 着る心
再刊のあとがき
解説 当事者性の民俗学 [畑中章宏]
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KUMYAM@ミステリーとSF推し

4
まさに私が知りたかったことが満載。都市部以外の庶民の日常着の素材、作られ方、着られ方がじつに詳細に記録されている。さらには衣類に関する習俗を表す言葉の数々も思わずニンマリしてしまうほど楽しい。じつに久しぶりの、いや初めての?「オレ得」な1冊でした。2025/08/14

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