渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

  • 著者名:宇都宮直子【著】
  • 価格 ¥1,683(本体¥1,530)
  • 小学館(2025/07発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093898119

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内容説明

「頂き女子」に迫った衝撃ノンフィクション!

 複数の男性から総額約1億5千万円を騙し取った上、そのマニュアルを販売し逮捕された「頂き女子りりちゃん」に迫った本作に大絶賛の声続々!

◎町田そのこさん
 彼女が奪う側に戻らない道を考える。読んでいるときも、読み終えたいまも。

◎橘玲さん
 すべてウソで塗り固められた詐欺師
 家族や社会から傷つけられた犠牲者
 彼女はいったい何者なのか?
 

―選考委員激賞!第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作―

◎酒井順子さん
 りりちゃんの孤独、そして騙された男性の孤独に迫るうちに、著者もりりちゃんに惹かれて行く様子がスリリング。都会の孤独や過剰な推し活、犯罪が持つ吸引力など、現代ならではの問題がテーマが浮かび上がって来る。
◎森健さん
 今日的なテーマと高い熱量。とくに拘置所のある名古屋に部屋を借りてまで被告人への面会取材を重ねる熱量は異様。作品としての力がある。
◎河合香織さん
 書き手の冷静な視点とパッションの両者がある。渡邊被告がなぜ“りりちゃん”になったかに迫るうちに著者自身もまた、“りりちゃん”という沼に陥り、客観的な視点を失っていく心の軌跡が描かれているのが興味深い。

(底本2025年7月発売作品)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

206
ノンフィクション作家の宇都宮直子さんが追い続けた頂き女子りりちゃん。読了後、本題「渇愛」この漢字二文字が重くのしかかってくる。その行いは決して正しいことではないが、誰にでもある自分ではどうしようもできない事。背景を知るほど自身に置き換えて困惑する。成長期の過ごし方によっては事件を防げたのかもしれないが、被害者は存在し、貢がれたホストも捕まっている。本書は取材者側の心理的苦悩も記されており興味深い。人は誰かに必要とされていないと気づいたとき、居場所を失ったとき、絶望感を味わう。彼女は今、罪と向き合っている。2025/07/08

nonpono

168
頂き女子りりちゃん。10代のときに年上の男の事業が悪くなりささやかながらお金を貸したことがある。「会いたいけど会えないんだよ」、わたしには最上の口説き文句。だけどお金が絡む恋愛だけは嫌。1万円貸すと1万円分は楽しませてよというモンスターみたいな、自分がたまらなく嫌。りりちゃんはホストの世界で有名で、頂き女子マニュアルを作成。小さい頃からの父のDV、減刑になるのに証言台に立ってくれない、無関心に見えた母。大人への復讐もあるのかな。搾取したお金はホストへ。わたしも思ったが、金なんて紙ね。尊いが寂しくも。違う?2025/10/07

fwhd8325

140
妙な感覚です。消化不良とも違う、事件の背景が見えないことの苛立ちなのか、もやもやしています。被告の友人が語るように、「りりちゃんは私たちが作ってしまった」が、正しい解釈のように思います。犯罪であるか否かは別として、町中には罪悪感が欠如していることが増えてきたように感じます。自分ファーストだから、迷惑を感じるのは相手が悪いとでも言うように。リリちゃんも、犯罪を犯した自覚がないままなのだろうと思います。そして、刑期を終えたときに、世の中はどのようになっているのだろうか。2025/09/21

もぐもぐ

63
「頂き女子りりちゃん」こと渡邉真衣の起こした事件の詳細を知って、彼女と彼女を取り巻く環境の闇の深さに愕然となった。この話を読むまで、正直自分はこの事件を軽く捉えすぎていたのかもしれない。終始ホストと金の話に溢れ、逮捕されて以降も信者を生み出し著者さえ取り込まれそうになるカリスマ性と思考の不安定さに恐れを感じる。やるせない結末だったが、彼女の人生はまだまだ続く。数年後刑期を終えた時、彼女は被害者と向き合えるのだろうか。読み応えあるノンフィクションでした。 #NetGalleyJP2025/07/21

ぼっちゃん

56
【202510ダ・ヴィンチのプラチナ本 第31回小学館ノンフィクション大賞受賞】頂き女子りりちゃんは本当は何を思っていたのか拘置所に20回以上訪問し取材し、母親、被害者などにも取材を行ったノンフィクション作。両親からの愛が受けられなかったり、自分も性を搾取され続けた被害者との思いがあるのか、被害者への謝罪は一切なく、色々支援してくれていた被害弁済プロジェクトの人たちへも不振感から縁を切り、つかみどころがなく、ふわっとした感じで理解はできなかった。【図書館本】2025/10/10

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