内容説明
今の時代、情報はとめどなく流れ、次から次へと新しいものが現れては消えていきます。
そんな中で、あえて立ち止まり、ゆっくりと読むことをおすすめしたいのです。
たとえば旅行に出かけたら、足早に観光名所を巡るのではなく、町の空気を吸い、風景を見つめ、記憶を自分の奥深くにまで探しに行くような方法があります。私は読書にも、同じような読み方があっていいと思うのです(「はじめに」より)。
「本物の教養」は「時間をかけて本を読むこと」「何度も同じ本を読むこと」によって身につきます。
読書の大家である齋藤先生が、遅読をすることの意義と効用、その技術を解説します。
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふくとみん
22
わかりやすい文章に助けられた。温和な静岡を感じられる。著者も10冊程度の本を同時進行で読むとあり安心した。浪人時代に一年かけて「ジャン・クリストフ」を読んだことが書かれてあった。私も遅読でいいからスタートしたい。第4章の本たちを参考にします。2025/07/14
そめ
4
様々な本を沢山読みたいと思い、焦るように読んでいたが、目を覚まされた気分だ。ゆっくり読んでいい。味わって読んでいい。たしかに小説や哲学などは遅読がふさわしい。今まで、焦っていた気持ちが静かに収まってきた。2025/07/06
白いカラス
3
世の中はスピード時代、読書にも速読などその傾向が強かった。あえて立ち止まってゆっくりと読書する読み方があっても良いということを聞いて一安心。遅かろうが早かろうが人それぞれの方法で読書できれば良いのですね。2025/07/19
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