内容説明
今の時代、情報はとめどなく流れ、次から次へと新しいものが現れては消えていきます。
そんな中で、あえて立ち止まり、ゆっくりと読むことをおすすめしたいのです。
たとえば旅行に出かけたら、足早に観光名所を巡るのではなく、町の空気を吸い、風景を見つめ、記憶を自分の奥深くにまで探しに行くような方法があります。私は読書にも、同じような読み方があっていいと思うのです(「はじめに」より)。
「本物の教養」は「時間をかけて本を読むこと」「何度も同じ本を読むこと」によって身につきます。
読書の大家である齋藤先生が、遅読をすることの意義と効用、その技術を解説します。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
98
タイパやコスパの時代だからこそ、味わって読む「遅読」が重要。タイトルだけをみると、ゆっくり読むだけかなと思っていたが、ビジネス書や雑誌などは流行があるから速読、時代小説や古典などゆっくり味わうので遅読と読む本によって速度を変える。お勧め本は参考になった。遅読の良さは本をあえて途中で閉じることで空想を豊かにする、目を休めるという効果もある。「読書は旅に似ている。新幹線のように早く目的地に着くことも、各駅停車でゆっくりと読むこともできる。読書は急ぐ必要のない旅なのです。」とてもいいなと感じた。2025/09/14
ふくとみん
29
わかりやすい文章に助けられた。温和な静岡を感じられる。著者も10冊程度の本を同時進行で読むとあり安心した。浪人時代に一年かけて「ジャン・クリストフ」を読んだことが書かれてあった。私も遅読でいいからスタートしたい。第4章の本たちを参考にします。2025/07/14
コージー
17
動画やまとめサイトという受動行為に溢れる今、能動的に働きかける読書の大切さを説いている。自分も能動的な脳みその使い方をする側でいたい。 以前、外山滋比古氏『乱読のセレンディピティ』から ”のろのろしていては生きた意味を読みとれないので、スピードをもって読んでまとまった意味をつかむ” 感覚を覚えたので、その読み方と、遅読でこそできる「味読」を使い分けたい。 著者も新書を20分位で読んでいて、速読と遅読を使い分けている。どちらも出来ている「日本語の達人」なのであろう。その読書活動を知れて良かった。 2026/07/20
holyberg
16
感想書いたつもりが登録されていませんでした。小中高大と学生の頃は推理小説にSF、冒険小説を読みまくっていました。その頃のことを思い出しました。遅読というほど遅いわけではないですが意味合い的に遅読生活していました。没入が本当に大きかった。ページが残りわずかになると読み終えるのが残念になり遅く読んでしまうような、まさに齋藤先生の言うような読み方。そろそろ遅読に戻る必要があると感じます。先生の薦めてくれたような本を。人生は無限ではないし。2026/04/12
ひみーり
15
本書を第1章から第3章まではミドルギア~ローギアで読んだ第4章は本の紹介だったので速読で読んだ。全体的に本の引用が多く著者の考えを知りたかった私からすれば少々肩透かしだった。本の情報紹介が圧倒的に少ないのは同意、テレビをほとんど見ないが食べ物の番組多過ぎ。遅読は考えることそのもの、SNSを記録に使う、読んだことを「即アウトプット」で自分のレパートリーにする、していきたいですね。時間が無いといいつつSNSを見たり動画見たり、その時間本読めるじゃん、ただ本を読む行為は負荷が掛かり楽な方へ逃げてしまう、我々。2025/12/25




