内容説明
ある王国の田舎の村に高潔な学者が住んでいた。学者には母親のちがう息子が二人おり、兄は賢く弟は美しかった。ある時、王国の第二王子が学者の評判を聞きつけ、自分の家庭教師にと招いた。王子は聡明で学者も喜んで教えたが、王子に父王に対する反乱を企んでいるとの疑いがかけられ、学者も捕らえられてしまう。幼くして罪人の子という重い軛(くびき)を背負うことになってしまった兄弟。互いを思いやりながら別々の道をゆく二人の運命は? 〈天山の巫女ソニン〉シリーズで人気の著者が家族とは何か、絆とは何かを問う感動のファンタジイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kuragemaru
2
粗筋を読んだ時には、もっとドラマチックな物語かと思いました。幼くして罪人の子として生きることとなった兄弟の人生は、波乱万丈というほどではなくて、こんなことを言ってはいけないけれど、思ったよりも平穏です。生活が困窮したり差別を受けたりはあるけれど、別々の道をゆくことになった兄弟の愛と憎しみ! というような盛り上がりではありません。どちらかというとファミリードラマでした。2025/11/05
水木
1
ファンタジー小説のような歴史小説のような。1本のアニメ映画を見たような気分だった。2025/09/13
ゆき
0
海石は学校に進んで亡命して自由があったかな。側近として置かれてる地位にも結婚することにも我慢が見えてしまって、でもあの籠から飛び出す力を発揮することはないんだろうなと思うのが切なかった。海蓮はよく見て飛び切りのアイディアで機転を効かせるのが上手いし、そのやり方がそりゃ好かれるよ、って思わず笑っちゃいたくなる。島まで行くんかーい!と、行くよなぁ、と、バカだなぁが嬉しい。2026/01/27
よしかず
0
菅野雪虫、初読。面白かった。ファンタジー界では有名どころなのだが、著者を知ったのが最近だったため、ソニンシリーズ等は本屋で入手出来ず。菜のでこの作品がお初です。読みやすい文章とサクサク進む物語。仲が良かった兄弟も遠く離れてしまった。お兄さん、ちょっと複雑すぎかも。2025/09/25




