内容説明
ある王国の田舎の村に高潔な学者が住んでいた。学者には母親のちがう息子が二人おり、兄は賢く弟は美しかった。ある時、王国の第二王子が学者の評判を聞きつけ、自分の家庭教師にと招いた。王子は聡明で学者も喜んで教えたが、王子に父王に対する反乱を企んでいるとの疑いがかけられ、学者も捕らえられてしまう。幼くして罪人の子という重い軛(くびき)を背負うことになってしまった兄弟。互いを思いやりながら別々の道をゆく二人の運命は? 〈天山の巫女ソニン〉シリーズで人気の著者が家族とは何か、絆とは何かを問う感動のファンタジイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
すいそ・はいどろ
5
結論からいうと、もう一つ乗りきれなかった。淡々とした語り口にファンタジーとしてのマジックもワンダーもなく、昔話のように読めてしまいました。それも雪虫さんの良さなのでしょうが、兄弟の造形がもうひとつ納得できず、入りこめなかった。うーん。少し残念。2026/06/09
kuragemaru
2
粗筋を読んだ時には、もっとドラマチックな物語かと思いました。幼くして罪人の子として生きることとなった兄弟の人生は、波乱万丈というほどではなくて、こんなことを言ってはいけないけれど、思ったよりも平穏です。生活が困窮したり差別を受けたりはあるけれど、別々の道をゆくことになった兄弟の愛と憎しみ! というような盛り上がりではありません。どちらかというとファミリードラマでした。2025/11/05
水木
1
ファンタジー小説のような歴史小説のような。1本のアニメ映画を見たような気分だった。2025/09/13
ねこぱん
0
兄は兄という役目を忠実に担っていて、切ない。その分、天真爛漫に進んでいく弟。周りの人達も魅力的で特にエギヨンが大好き。ファンタジーの世界、キラキラでした。2026/07/12
七瀬 亜依香
0
聡明な長男と人たらしの次男が、罪人の烙印を押された父親の影を背負いながらそれぞれの道を進む中華系異世界ファンタジーです。 前半は幼い長男が懸命に家族を支える心境、後半は成長した次男がやがて大きな流れに身を投じていく運命の果てという構成で、特に第三章からはページをめくる手が止まりませんでした。面白かった!2026/02/19




