内容説明
明治から昭和へ、近代日本社会と新しい日本語が成立する端境期に生まれた近代詩を、日本を代表する詩人・高橋睦郎が選詩・解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
フリウリ
17
近代詩として子規、虚子、茂吉なども扱っている。高村光太郎には辛辣、宮沢賢治、中野重治は高く評価。「ヨーロッパの詩のわが国の言葉への移植のなれの果てである自由詩にも、わずかながら尾骶骨の名残のようなものはあった。内在律というまことしやかなものがそれで、この詩には内在律があるとかないとかいった。その時にはあの神話の中のギリシア北方の森の中の彼のかき鳴らす竪琴の谺の谺のそのまた谺が、幻聴として聞こえていたのかもしれない。その幻聴さえ絶えたのが現在の詩の状況なのだろう」と、著者は1990年に書いています。62025/12/30




