内容説明
リチャード・ドーキンス、ビル・ゲイツ絶賛!
知能の謎を解く「1000の脳」理論とは? 神経科学者にして起業家が独創的発想で脳の仕組みから人類の未来までを描くベストセラー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
塩崎ツトム
24
「脳の役目はモデル化と座標の割り当て」というのはよくわかった。しかし後半のところの代わりに、多少話が専門的すぎても構わないから、もっと現代の脳科学の最前線についての話を読みたかったと思う。2025/09/22
baboocon
19
脳は座標系で世界を把握している。これだけ聞いても何のことかさっぱりわからないし、一度読んだだけでは理解しきれない内容だったが、人体の最も謎に満ちた脳、特に新皮質の構造を大胆な理論で説明する。コンピュータにしても脳にしてもそうだが、プリミティブな構造が極めて複雑な計算や思考を行う仕組みというのはワクワクする。後半は真に思考するAI(AGI)は可能か、人格をデジタル空間に複製することは可能かといったSF的な話題に派生する。個人的には2025年のベスト1本。2025/12/17
月をみるもの
13
人類の未来について書かれた3章にはとくに新味はないし(当人も述べてるようにSF味がまったくない)、AIへの応用について書かれた2章は、早すぎる分野の発展に追いつけてない感がある。しかし本書の最重要パートは、脳の皮質コラムの構造と機能の解明に関する第1章だ。格子(なに)細胞と場所(どこ)細胞の存在は、カント先生の言う我々の認識の枠組み(空間とカテゴリ)が、じつは脳の構造そのものに由来することの証明なのではなかろうか。とりあえず最後に挙げられている推奨文献を、チャッピーに解説してもらいながら読んでいこう。2025/12/20
とり
9
本書は、「第一部 脳についての新しい理論」「第二部 機械の知能」「第三部 人間の知能」の3部構成。このうち第一部は読み応えがあった。脳が世界を「地図」や「座標系」のように表現して認識しているという考え方を説明している。これは現在の生成AIの中核技術Transformerの弱点でもある。本書が執筆されたのは2021年、ChatGPTの出現以前であり、仕方ないことではあるが、第二部のAI批判は現状とかなりずれている。第三部からはあまり得られるものはなかった。2026/03/08
iwtn_
5
去年からちょいちょい読んでいた。座標系を空間とか物体の認識に使うのはわかるし、それが格子状の神経細胞の配列として存在・機能しているのはわかる。が、それが概念などの理解にまで使われているというのは、ちょいと怪しく感じた。座標系である必要がないし、違う出発点からのA→BとC→Dが同じ方向であるとして、それは座標系的には意味がありそうだけど、脳内でどんな機能をもたらすのか?不要そう。後半は著者の考えていることをただ垂れ流しているだけのように感じた。古い脳と新皮質は実在するが、その対立構造で色々説明し過ぎ。2026/01/05




