内容説明
心を読む異能を持つ花總紗夜は、千里眼を騙る詐欺に加担させられ、家族に酷く虐げられていた。ある時遺産相続をめぐり殺されかけた所を、「死神」と呼ばれる銀髪の実業家貴族、煌一郎に救われる。祖父の遺言を守り即日結婚した二人だが、煌一郎は≪前妻が4人とも初夜の翌日に死亡≫する呪いに苦しんでいた。「直接触れてはいけない」という制約にもどかしさを感じながら、紗夜と煌一郎はお互いへの思いを募らせていくが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
7
家族から疎まれ、異能を搾取され続ける読心の異能を持つヒロインが嫁いだのは、初夜を迎えると何故か花嫁が亡くなってしまう事から「死神」と呼ばれるアルビノの青年の家。花嫁を死なせないよう必要最低限の接触しかしてこない夫。もどかしいその呪いには実は恐ろしい真相があって…。健気に絆を深める二人が愛おしい作品でした。2025/07/19
