内容説明
戦争と環境破壊、人体への害毒の歴史
近代になって見出された「夢の物質」フッ素は、戦争と環境汚染、人体の破壊をもたらす物質だった。フロンガス、毒ガス、PFAS、原発と原爆……。フッ素と人類が織りなしてきた歴史ドキュメンタリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
15
石油の諸々が問題になっている今こそ読むべき図書。畢竟、便利な生活とはイコール環境破壊なのだ。使い捨てのプラスチック製品が山積みの百均の見慣れた光景、これはその生産といずれやってくる廃棄にあたりどれだけの有害な化学物質が撒き散らされるかということで。化学の発達は戦争とセット、フロンと抗がん剤が蜜月関係であることの経緯、身の毛がよだつことばかり。あとがきを引用させていただきます。「他方で、世界を見回してみても、身近な周囲を見渡してみても、とてもひどい状況になっている。この状況に立ち向かっていくことの重要性は↓2026/05/14
かふん
1
19世紀の発見から現代の歯磨き粉まで、フッ素がいかに社会に受容され、同時に排斥されてきたかを辿る評伝的歴史書です アルミ産業の廃棄物処理問題と虫歯予防の関連性、冷戦下のウラン濃縮プロセスなど、一物質の背後に潜む巨大な利権と政治的意図を膨大な資料で暴いています。 フッ素の有用性と毒性という二面性が、いかに社会制度の中で「安全」へと加工されてきたかを冷静に分析した、科学史・社会史の力作です。2026/02/01
完敗
0
いい本だと思うが、論調が一歩も譲らず左翼なので逆に疑いたくなった。もう少しイデオロギッシュでない文献に当たってみたいと思う。2026/03/16




