炎はつなぐ めぐる「手仕事」の物語

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炎はつなぐ めぐる「手仕事」の物語

  • 著者名:大西暢夫
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 毎日新聞出版(2025/06発売)
  • 真夏も楽しく!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/2)
  • ポイント 750pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620328409

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内容説明

日本の技術と文化を支えてきた伝統工芸の職人技
日本の伝統的な手仕事の現場には、職人たちが不思議な縁で結びつき、自然の恵みを循環させる仕組みがあった。
『ぶた にく』『ホハレ峠』等で知られる写真家・映画監督が、〈循環する暮らし〉のゆくえを追う感動のノンフィクション。
著者が監督をつとめる長編ドキュメンタリー映画『炎はつなぐ』(2025年7月公開)原作!

[登場する職人たち]
和蝋燭(わろうそく)職人、木蝋(もくろう)職人、藍染(あいぞめ)職人、小鹿田焼(おんたやき)、藍甕(あいがめ)、藍師(あいし)、米農家、和紙職人、ミツマタ農家、簀編(すあ)み職人、竹ひご職人、金箔(きんぱく)職人、柿農家、塗師屋(ぬっしゃ)、漆刷毛師(うるしばけし)、漆掻(うるしか)き職人、漆精製(うるしせいせい)職人、樽(たる)職人、漆(うるし)カンナ職人、砥石(といし)職人、浄法寺塗(じょうぼうじぬり)と津軽塗(つがるぬり)、製炭師(せいたんし)、木地師(きじし)、灯芯引(とうしんひ)き、灯芯草(とうしんそう)農家、墨職人、松煙(しょうえん)職人、墨型彫刻師(すみがたちょうこくし)、真綿(まわた)職人、養蚕(ようさん)農家、愛媛蚕種(えひめさんしゅ)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

110
和蝋燭の製作に関連する職人たちの姿が美しい。32種類もの手仕事がしりとりのように繋がっているのが凄い。金箔を作るために和紙が必要で、その和紙を鍛えるために藁灰や渋柿の職人が関わる。更に、漆カンナや砥石など、職人の命である道具もまた、優秀な職人の手仕事によって整えられている。この見事な連鎖の一つが途切れても成り立たない奇跡の世界に圧倒される。あとがきに「皆さん、僕のような門外漢の素人に対しても謙虚だった」とある。でも、それは、著者自身が謙虚だったからだ。手仕事への敬意に満ちたこの本の精神は、とても気高い。2025/08/19

たまきら

47
毎日新聞とってたのに知らない…と思ったら東海版だけでの連載だったようです。う~ん、もったいないなあ。職人さんが好きなので、もうどのエピソードにもうっとり。ハゼ蝋燭、小布施の日本のあかり博物館で見たなあ。職人さんの作品の裏に、またその材料を準備するための職人さんがいる。その長い連なりが消えていくのは本当に悲しい。真綿や養蚕、カラーで出版してほしかったけれど、絵本より読み物としてやはりこちらが充実していてありがたいです。2026/05/31

けんとまん1007

46
これまでに、大西さんの写真集を何冊も眼にしてきたので、見覚えのある職人の方が何人も登場されている。職人という言葉の響き・意味を思う。何人かは、ワン・アンド・オンリーで、後継者がいない(現時点で)ようでもある。一つが途絶えると・・。一つの技・伝統には、道具・原材料など、いくつもの前後がある。中にあった「リユース・リサイクルではなく循環である」のフレーズが心に沁みる。自然・大地も含め、循環なのだということを考え続けたい。2025/12/25

月音

9
①読んだのは1月だが、もう今年の個人的ベスト3に入るかも~。身近な生活用品から今ではあまり目にしなくなった道具まで、32種のモノ作りの現場を取材した本書は、写真絵本『和ろうそくは、つなぐ』『お蚕さんから糸と綿と』(アリス館刊)の大人向ver。モノ同士は無関係でも、同じ素材を使用していたり、作業過程で出る不要なものが別のモノ作りに必要でまわされていったりと、順々につながり、循環していく。和蝋燭と書道の墨作りに同じ素材が使われ、和蝋燭作りの不用品が藍染に、藍染の不用品が陶芸に、という風に。⇒②へ続2026/02/14

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

5
和ろうそくにつながる伝統工芸産業の世界。養蚕、漆、ハゼ、藍、墨・・・こうしたものが、どこかで細く網の目のようにつながっていて、廃棄される物は何もないという循環型産業。知らなかったことだらけだ。木地の椀に漆を塗り重ねるのは、単なる塗料というより目張り、硬化の目的があるなんて。これは素晴らしい本だ。映画も良かった。https://qr.paps.jp/KIkcB 2025/08/30

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