複合国家から読み解く世界史 「国民国家史観」再考

著者名：岩井淳【編者】

山川出版社（2025/07発売）

• ISBN：9784634672642

内容説明

欧米と日本・アジアを複合性によって結びつけ、歴史総合へ架橋する試み。 果たして、ヨーロッパ史とアジア史は「総合」することができるのだろうか？
これまでヨーロッパ史を中心に展開されていた複合国家論を基軸にして、欧米史と日本史・アジア史を架橋する新しい世界史の提唱。ヨーロッパの複合国家やアジアの複合政体の具体像を明らかにして、従来の国民国家史観の克服をめざす。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Teo]

複合国家と言われて真っ先に思いつくのはオーストリア=ハンガリー帝国だった。しかし確かにいわゆる「イギリス」も複合国家だった。そしてこの本で改めてイギリスの成り立ちが復習出来る。この本は序盤は高校世界史の復習か？と思われる始まりだったが、すぐにそれなりに突っ込んだ内容となった。

2025/03/13