ノンバイナリー――30人が語るジェンダーとアイデンティティ

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ノンバイナリー――30人が語るジェンダーとアイデンティティ

  • ISBN:9784750356297

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内容説明

近年、ジェンダーを論じる際には、旧来の男女二元論を超えるようになってきている。本書は現代社会に生きる「ノンバイナリー」(性自認が男女の二枠に当てはまらない人)たち30人の率直な語りを集め、ジェンダーとは何かという問いに真正面から向き合う。

目次

序文 ジェンダークィアからノンバイナリー、そして……[リキ・ウィルチンズ]
イントロダクション[マイカ・ラジャノフ、スコット・ドウェイン]
第1部 ジェンダーとは何だろうか?
第1章 煙のなかのカタルシス[アレックス・スティット]
第2章 自分自身を脱構築〔デコンストラクション〕する[リーヴァイ・S・ゴヴォーニ]
第3章 コアトリクエ[フェイ・ヘルナンデス]
第4章 マイカル[マイカル“МJ”ジョーンズ]
第5章 私のジェンダークィアバックパック[メリッサ・L・ウェルター]
第6章 スクリムショー[レイ・セオドア]
第2部 可視性――立ち上がること、そして目立つこと
第7章 それより前からジェンダークィアでいること[ジェニー・ビーミン]
第8章 トークンの一日[サンド・C・チャン]
第9章 超可視性[ヘイヴン・ウィルヴィッチ]
第10章 過酷な迷路で新風を巻き起こす[キャメロン・アッカーマン]
第11章 命の脅迫[ジェフリー・マーシュ]
第12章 ジェンダークィアなだけで脅威ではない[ジェイス・ヴァルコア]
第3部 コミュニティ――私たちの居場所を作ること
第13章 私は何者だろうか?[CK・コームス]
第14章 信仰をめぐる考察[ジェイ・ウェア]
第15章 あなたのニブリングだとカミングアウトする――知り合いみんなにジェンダークィアだと話して何が起こったか[シンクレア・セクスミス]
第16章 紫のマニキュア[ジェイミー・プライス]
第17章 地図にない道――アジェンダーの10代を育てて[アビゲイル]
第18章 名前はいつも変わらない[ケイティ・クーンス]
第4部 トランスとして十分であること――表現し、違いを明確化する
第19章 小文字のQ[キャル・スパロウ]
第20章 傍観者でいることに甘んじてはいけない[スージー・チェイス]
第21章 あなたには私が見える[ブライアン・ジェイ・イーリィ]
第22章 服がジェンダーとジェンダークィアを作る[オーブリ・ドレイク]
第23章 カササギの飛翔[アダム“ピカピカ”スティーブンソン]
第24章 私の風景のなかのよそ者[s・e・スミス]
第5部 二元性を再定義する――ジェンダーの矛盾と可能性
第25章 ふたつではない[エイブリー・エリクソン]
第26章 キッチンシンク・ジェンダー[ニノ・シプリ]
第27章 パンクで育つことがジェンダー・ノンコンフォーミングとして生きることを教えてくれた[クリストファー・ソト]
第28章 ゆりかごでおやすみ、バイナリー[ジュールス・デラクルーズ]
第29章 ジェンダーを探す旅に出て、また元の場所に戻る[コーリー・マーティン=デイモン]
第30章 ノン/バイナリーを再考する[イーライ・アーリック]
謝辞
訳者あとがき
原注
寄稿者たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

綿

3
バイナリー思考で社会が設計され、最適化され過ぎている。その社会に合わせた既存の表現、言葉の使い方を無意識にし続けることで、規範からはみ出して生きる人間について語る表現、言葉が見つけづらくなる。現実に生きている自分を語る言葉が見つからないということは、自分という人間が社会において透明化されてしまうことでもある。そんな自分という人間を語る言葉を見つけ出すのが困難な状況のなか、ここに集まっている30人の人たちのノンバイナリーとしての生を語る言葉は、身近に自分と同じような人間を、2024/08/11

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