内容説明
友人二人が刺殺された現場近くで、アンナはナイフを手にしたまま昏睡状態に陥ってしまう。以来四年間、容疑者とされたまま眠り続けていた。睡眠が関連する犯罪の専門家ベンは、彼女に刑事責任を問うために覚醒させる任務を受ける。だが、アンナが目覚めたとき、事件は思わぬ方向へと転がり落ち……。目に映る真相が幾度も覆される驚異のクライマックス。全英の話題をさらった超弩級のデビュー作!(解説・三橋曉)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイジ
17
2人の刺殺体と共に眠っているアンナ。彼女が犯人なのか‥眠りの専門家が治療覚醒に挑戦する。後半確かに帯の言うように二転三転する。もうちょっとテンポよく話が進んだらよかったのに。2025/08/16
ネック
9
やっぱり帯に大袈裟な売り文句書いてるのは警戒しなきゃね。本年度ぶっちぎりの衝撃作って書いてて期待したが、あまりにちっさい衝撃でどれか分からず。 もし過去に戻れるならこれはスルーしろって言いに行きたいくらい。長いから時間の節約にもなるし。2025/08/17
そら
5
四年間、容疑者とされたまま昏睡状態で眠り続けるアンナは本当に犯人なのか? アンナの目覚めと共に、事件は大きく動き出す。ドラマ化にもなるそうですが。ドンデン返しは面白いけど、評価の高さほどの面白さは感じなかったかな〜2025/08/11
Ryo0809
3
この作品には参った。睡眠を巡って見事なミステリーに仕上がっている。それは人間の避け得ない生理的な欲であり、闇であり、サイコでもある。登場するアンナ、ハリエット、クララ、エミリー、…。一体、どれだけの人の欲望が重なり合い、ぶつかり合うのか。その渦中を、まるで蟻地獄にはまったように翻弄されるベン。最後の最後まで読めないPatient Xの謎と真実。巻末に描かれる母と娘の何気ない平和な一コマに至るまで、人間模様の複雑さに驚きを禁じ得ない。文句ない傑作。2025/08/14
Katsuto Yoshinaga
2
殺人容疑者のまま眠り続ける起業家のアンナ、彼女を覚醒させる任務を受けた汎愛心理学者であり睡眠心理学者であるベン、アンナを覚醒させる過程で絡んでくる警部であるベンの元妻と政治家だったアンナの母親、覚醒前と後で様々な事件が起きる。さらに”スリープクリニック”、”夢遊病”、”生存放棄症候群”、”スコポラミン”、”心理学実験(スタンフォード、フィリップ、MIDAS等)といった刺激的な要素が散りばめられる。これだけ盛られると面白くない訳がない。しかし、ダラダラと長い、冗長である。もう少し絞められたのでは?2025/08/16
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