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内容説明
うつ病を患う20,30代女性へのインタビューと分析を重ねた調査と対話が一冊に結実。
不安と憂うつの断片を集め、「うつ病」という名の苦しみを当事者の言葉で再定義する。医学的定義やスティグマを超えて、女性の苦痛の新しい歴史を描く、最も深く温かな探求。
目次
プロローグ――うつ病の話についての話
第Ⅰ部 わたしの苦しみにも名前があるのですか?
第1章 大げさ――医者は女の話を信じない
顎関節症
起・承・転・女性ホルモン
体の問題? 心の問題?
「狂った女」の歴史
ヒステリー、ミソジニーの歴史
だれも信じてくれない苦しみ
第2章 診断――うつ病という言葉に飲み込まれそうです
解釈によって異なって存在する世界
多様な文化依存症候群
極めてアメリカ的な病、うつ病
うつ病自己診断テスト
診断一つに詰め込みきれない固有の感情
病名の力は大きい
医療化? 薬剤化? それがすべての苦しみを認めることになるなら
解放と抑圧、わたしたちの診断の話
第3章 治療――うつは病か、病ではないか
薬の歴史はドタバタ騒ぎ
うつ病を売ります
精神医学の二つの流れ
精神医学は誰を病理的に規定するのか
「物書き」は治療になり得る
自分の体の専門家となり治療に参加する女たち
霊的な存在
第Ⅱ部 死ぬか、憂うつにならずに生きられると思う?
第4章 家族――お母さんを守るのがわたしの役目だと思ってた
思い出せないほど小さい頃から
なんでも自分でできる利口な娘として生きて
母が憎く、そして理解できる
傷を残さない母性愛は可能か
家族の中でわたしの有用性を証明
愛のある家族は珍しい
第5章 恋愛――わたしにはどれも命綱に見えるんです
わたしにはどれも命綱に見えるんです
これが父親か?
ケアが必要な女たち
わたしが保護者になってあげないといけなかったんです
愛は救いになれるか
第6章 社会――貧しくて立場の弱い女たちにサメの群れのように飛びかかってくるじゃん
自分が望む人生と社会が強いる人生のあいだ
九時から六時まで、体調が悪くなれない人びと
母や父にお金が欲しいというのが怖かった
貧しいわたしに資格はあるか
貧しさのために性的に脆弱になる女が多すぎる
息をするようにセクハラに遭いました
わたしが敏感なのか
貧しさは支え合いを恐ろしくさせる
わたし、恋愛、家族そして社会へ
第Ⅲ部 物語の結末を変えることができるのなら
第7章 自殺――本当に他の人たちは死にたいと思わないってことですか?
自殺について語るときの苦悩
「うつ病の末の自殺」という言葉の落とし穴
自殺の多様な形態
犬のクソにまみれてもこの世がいいという言葉
社会的他殺としての自殺
だからわたしたちには何ができるか
そして残された人びと
第8章 ケア――それぞれの肩の荷が減れば、助けるのは難しくないんです
ケアの主体である患者
語りを整理したあとでも病気は残っている
ダビンとウヨンの話
保護者と監視者の違い
コントロールは支配でなくいられるか
他人をケアすることの重み
ケア共同体としてのフェミダンダン
第9章 回復――わたしが弱くなったそのときに、わたしはむしろ強くなるからです
回復へと続く道
物語の結末を変える女たち
傷を誇れるか
エピローグ――わたしたちの物語は今ここで始まったばかり
推薦文
訳者あとがき
註
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
futomi
りん
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