内容説明
高校生の翔也は幼少期から優秀な双子の弟・諒也と比べられどこにも居場所がなかった。そんな辛い毎日から自由になるため、学校の屋上から飛び降り死んだ・・・はずだった。しかし、目覚めると翔也は幽体-生と死のはざまの状態-になっていた。後悔を見つけ断ち切ることで無事に成仏ができると、魂の案内人“エンドー”に告げられる。後悔を見つけられず途方に暮れていると、幽体の翔也が見える同級生の香澄が現れ一緒に未練を探すことに。強引な香澄と過ごしていくうちに、翔也は徐々に自分らしさを取り戻していく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
なみ
12
双子の弟と比較され、クラスメイトからいじめられ、生きづらさを感じていた高校生の翔也は、学校の屋上から飛び降りる。 死にきれずに幽体となった翔也は、霊感がある同級生の鈴森や幽霊たちに協力してもらい、成仏を目指すことに。 未練や後悔を抱いている人たちと関わる翔也と一緒に、たくさんのことを学べる物語です。 魅力的な人たちがたくさん出てきて、楽しく読むことができました。 特に、鈴森さんがすごくカッコ良くて素敵でした!2025/11/06
LUNE MER
8
デビュー作より前に執筆された作品がベースとのこと。よめ僕シリーズのお馴染みのキャラが登場しており、通しで作品を読んでいるファンはより楽しめると思う。2025/07/15
栗山いなり
7
辛い日々から自由になりたくて屋上から飛び降りて半端な霊体になってしまった少年が未練を解消するために奮闘する物語。この小説裏テーマ(と思われるもの)が結構重いと感じた。それだけにハッピーエンドでよかったよ2025/07/24




