幻冬舎新書<br> 激戦地を歩く レイテ、マニラ、インパール、悲劇の記憶

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幻冬舎新書
激戦地を歩く レイテ、マニラ、インパール、悲劇の記憶

  • 著者名:古谷経衡【著】
  • 価格 ¥1,086(本体¥988)
  • 幻冬舎(2025/06発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344987746

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内容説明

戦争は、忘れられたとき、再び始まる。
その地を歩くことでしか見えない、悲劇の真実と平和の重さ。
第三次世界大戦前夜を生きる日本人へ。

太平洋戦争終結から80年。
戦争の記憶が継承されなくなったとき、悲劇は繰り返される。
死者200万人という最大の激戦地となったフィリピンのレイテ、マニラ。5万人が玉砕しながら「忘れられた島」となったサイパン。そして「失敗」の代名詞とされ続けるインパール――。
戦跡探訪をライフワークとする作家が、かつての悲劇の地を歩き、その記憶を掘り起こす。

なぜ戦争は起きるのか。
加害と被害が残した深い傷とは?

「第三次世界大戦前夜」に生きる私たちへ、平和への意志を問いかける。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

94
著者は太平洋戦争で激戦地だった地域を取材。フィリピンのレイテ、グアム島、サイパン島、ビルマのインパール。あの戦争で兵士が戦死したのはフィリピンだったとは本を読むまで知らなかった。グアムやサイパンでは現地人や日本の民間人も犠牲になり、有名なインパール作戦、軍の司令部の無責任さでも多くの戦死者が出た。中には餓死も含まれる。いろいろな報道や映画では自決や特攻の時に「天皇陛下万歳」と言って散っていったとされているが、実際は無言でバンザイクリフから飛び降りたいった女性や子供達。決して忘れてはいけない。2025/09/15

ハッカ飴

12
暑くてね、本を読んでも感想をひとつも書いていなかった。でも、これはとってもおもしろくて(もちろん笑うってことじゃなくて興味深いってこと)。世界大戦は本当に世界まるごと戦争だったんだなぁ。大戦中のフィリピンと日本の関係がよくわかって、勉強になりました。それにしても日本の軍の無謀さには言葉もない。戦後80年、第3次世界大戦を招かないために読みましょう!2025/07/24

マウンテンゴリラ

5
40代の著者が、戦争の記憶の風化を懸念し、それを語り継ぐというだけではなく、自らの足で戦地を訪れてそれを紀行文という形でリポートする。また、それと共にコラムとして戦争の経緯も紹介して歴史に過去の物語としてだけではなく、リアルな感覚を与える。若さを生かした、新しい形の記憶継承の取り組みとして、頼もしさを感じた。現地を見ずして、戦争を語ることの愚を戒めるような個所もあり、多少言い過ぎのように感じる面もあったが、それは、戦争肯定派や記憶の断絶に対する警戒感の表れとして、概ね理解することが出来た。また、→(2) 2025/08/23

ZUSHIO

3
同じ幻冬舎の「敗軍の名将 インパール・沖縄・特攻」の続編。古谷氏の何事も現地に行ってみなければ分からないという姿勢に非常に共感する。 現在は親日国となっているフィリピンが、最も日本兵も現地の方々の犠牲も甚大であったことは、未だに知られていないが古谷氏の分析に納得させられた。インパールの愚将、牟田口については前作に引き続きだが、改めてその愚かさに怒りが沸いた。 個人的に大学生の時に、懸賞でグアム旅行が当たり、著者と同じようにレンタサイクルで戦跡巡りをした経験があるので、凄く親近感が沸いた。2025/10/11

Neishan

2
面白かったし、とても誠実に取材をされて書かれた本だと感じた。この方の考えや著書、記事などはもっとリベラル方面でちゃんと評価されるべきでは? 元ネトウヨだとか、外見などからなんとなくスルーされているような気がする。2025/11/30

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