内容説明
「あの事件」について、著者自身が真実を語る。
著者は何と闘い続け、何を思い、周りで何が起こっていたのか。
普通の人、普通の国会議員が味わうことのない、
数奇な人生である「河井あんり」の生き様が詰まった一冊。
【目次抜粋】
〇序章 桜蕊(しべ)降る
――逮捕の時
・そして脂肪が残った
〇第1章 花笑う
――結婚がすべてのはじまりだった
・結婚は人生の墓場だと言うけれど
〇第2章 花あかり
――選挙、燃え
・政治にまつわるお金の話
〇第3章 春嵐
――事件の真相
・外堀が埋められて
〇第4章 風花
――拘置所の中
・始まる、逮捕後の取り調べ
〇第5章 忘れ霜
――保釈、判決下る
・生まれての初めての出廷
〇終章 梅ふふむ
――闘いは終わって、始まる
・裁判の余波
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
24
2019年参院選の広島選挙区、河井克行案里夫婦の大量買収事件。文春スクープに端を発しマスコミも大賑わい、結果克行は収監案里は執行猶予となりました。「ばらまき」(中国新聞取材班)、「おもちゃ」(常井健一)と関係ノンフィクション読んできて、こちらの当人による手記ももちろん読む。他の政治家もやってんのに何故私達だけがみたいな理屈が書いてあります。イラストも本人。←こういうとこが好きになれんのよ案里…。ここでも河井克行の人としても夫としても本当にダメな様がもうむしろ面白い。克行獄中記出してるみたい。絶対読も。2026/02/11
macho
17
2026年衆院選前日。危なかった、なんとか読めた。男尊女卑の選挙において検察に目をつけられた議員夫婦が政界の人柱として終わるという話。広島県の衆院選に単騎で挑み、期せずして『金』を手にしレバレッジをかける。本人の馬力も相まりその若さでは手に入らないはずの勝利をモノにし、文春砲に心身ともに砕かれる。文体は不安定さが透ける。失ったのは『社会的信用』。だが、『家族』を手に入れた。幼少期の家庭環境は良くない。カサンドラ症候群か?筆者は知能指数のみならずプライドも極めて高い。故に男子が阿呆に見えたに違いない。名著。2026/02/07
えすてい
15
夫の獄中記を読んでいたので、同じく選挙違反で有罪となった妻のエッセイも見たくなったものだ。意外だと思ったのは、裁判で最後まで抵抗するつもりだったと思っていたのに、起訴された時点で抵抗を諦め、有罪判決を下されても控訴するつもりもなかったとのこと。逮捕・取り調べ・勾留から見えてきた人間河合あんりの自筆イラスト付きエッセイ、獄中での膨大な読書で人生を見つめた夫とともに、自分の犯した罪を回顧するのは、「当事者」になってみないと分からないものだ。勿論、そんな経験はしたくはないのだが。妻は来年執行猶予期間が終わる。2025/07/21
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
13
▼参議院議員に当選後、大規模な買収事件で執行猶予付きの有罪判決を受けた著者が、事件の顛末を語る▼自身の知識不足から、ウグイス嬢への報酬が規定を超えていたこと、そして配偶者であり法務大臣でもあった克行氏が本人の知らないうちに現金を配っていたことが逮捕・訴追の原因であったと、当時の状況が語られてる▼拘置所での衣食住についても生々しい記述がある。食事として「スパゲッティナポリタン風の切り干し大根」が出たというエピソードには笑ってしまった▼著者や家族、周囲の人々の喜怒哀楽をめぐる人間ドラマとして読める一冊だ。2025/11/07
宇宙猫
11
★★★ 夫は確かに悪いけど「悪いのは全て夫」とか、ウグイス嬢に規定以上のお金を払っているのに「知らなかったんだから自分は悪くない」など、著者の無責任体質にうんざりする。それにしても、政治家もスタッフも支持者も警察も検察も全部悪っていうのもすごい。広島の選挙って、悪の吹き溜まりみたいだ。2026/02/06




