日本経済新聞出版<br> だから報連相は、うまくいかない。 個が育ち「決める力」を持つ集団のつくり方

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

日本経済新聞出版
だから報連相は、うまくいかない。 個が育ち「決める力」を持つ集団のつくり方

  • 著者名:西川幸孝【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 日経BP(2025/06発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784296120659

ファイル: /

内容説明

「責任があいまい」「何も決められない」「隠ぺい体質」……
それ、組織をダメにする“報連相依存症”かも!

 トラブルや不祥事があった際に、「報連相を徹底する」というのが、一番手軽な再発防止策となる。しかしそれは、「以後気をつけます」と言うのとあまり変わらない話なのだ。
 企業という人間集団では役割の明確化を含む業務の標準化が行われていないと、「とりやすい行動をとる」「意思決定が行えずフリーズする」「迷走を始め、間違った方向に進んでしまう」など、深刻な事態を招くおそれがある。
 そこに報連相依存が加わると、意思決定不全がさらに増幅し、危機的な状況が現実のものとなるのである。
 本書は、経営人事コンサルタントとして活躍、複数社で社外取締役も務める筆者が、物語コーポレーション、クックマートなど優れた実践事例とともに、意思決定力を持つチームをつくり、成長から後戻りしない経営を実現するための特効薬の処方箋を提示する。

【目次】
序 章 意思決定の不全をもたらす「報連相」への依存
第1章 日本的意思決定システムの限界
第2章 サバンナ原則――ヒトの心と行動
第3章 ヒトの本能に合致した組織づくり
第4章 情動に働きかけるマネジメント
第5章 意思決定する心を持つ
第6章 標準化による後戻りしない経営
第7章 生命体としての企業

目次

序 章 意思決定の不全をもたらす「報連相」への依存
  1 なぜ「報連相」をしなかった?
  2 危機的状況への対処の好例としての「JAL機衝突事故」
  3 大川小学校の悲劇  ほか
第1章 日本的意思決定システムの限界
  1 作法としての報連相
  2 報連相問題の本質  ほか
第2章 サバンナ原則――ヒトの心と行動
  1 環境と本能のミスマッチ
  2 心の理論  ほか
第3章 ヒトの本能に合致した組織づくり
  1 生存のための集団
  2 コミュニケーションを設計する  ほか
第4章 情動に働きかけるマネジメント
  1 あらためて、情動とは何か
  2 人間本来の活力が発揮される組織  ほか
第5章 意思決定する心を持つ
  1 リーダーシップが共通認識をつくる
  2 意思決定能力を鍛える  ほか
第6章 標準化による後戻りしない経営
  1 教科書のない学校は成り立つか
  2 組織拡大の限界とダンバー数  ほか
第7章 生命体としての企業
  1 情動に支配される集団と個人の関係
  2 獣医のような目線で会社をみる  ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sakko

1
報連相の話というよりは、どうすれば意思決定力を上げられるのかという内容だった様に感じます。中でも、物語コーポレーション小林氏の「意志が強いから明言出来るのではない。明言しようとするから意思決定ができ、自分の考えも明確になる。そしてその意思決定が行動を導く」という話が、とても印象に残りました。名言しなければ何も始まらないし、良い事も悪い事も何でも気兼ねなく明言できる環境づくりをしなければ、組織の発展も社員個人の成長も見込めない。個人だけではなく、組織としても変化していかなければ残れない。2025/08/23

Kb54081271Kb

1
会社でまずは教わる報連相、これが忖度文化を生み出し、意思決定できない組織を産む。そんな出だしの解説に思わず、うなづくことしきり。報告したらそれでおしまい、報告させるだけさせて何もその後の決定がない…。時間の無駄だよね。内容的には割と学術的な本。 2025/08/07

ゼロ投資大学

1
「報連相」はビジネスシーンにおいて、必須といえるほど重視されている。報告・連絡・相談を密にすることで、情報の共有を図り、意思決定の不全を防ぐことを目指す。業務標準化を目指すために、過度な報連相依存はスピードを低下させる。社員の意思決定能力を向上させ、生産性を上げるための適切な報連相の形を模索する必要がある。2025/08/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22651025
  • ご注意事項

最近チェックした商品