内容説明
少年時代に本の面白さに魅了され,「将来は作家になりたい!」という夢を抱いた今村さんはどのようにしてその夢を叶えたのでしょう? 回り道をしながらチャンスを掴み,直木賞作家となった今村翔吾さんが,自らの体験を語りながら夢を叶えるためのアドバイスをします.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
この本の内容
一、夢は叶う!
はじめに
本が好きになったわけ
小説家になりたい
ダンス教室のインストラクターとして
その一言をきっかけに
30歳の決断
チャンスは突然やって来る
めざせ! 直木賞
作家デビュー
専業作家として
まずやってみる
チャンスを逃すな
未来は大きく変えられる
縁を大切に
チャンスと縁を逃さないために
夢って何だ?
Q&A教えて! 今村センセイ!
二、本の世界は「夢のフィールド」!
文学賞は祭りだ!
どんな本を読む?
小説は漢方薬みたいなもの
合わない本は読まなくていい
「時間がかかる」のが良いところ
1万人の「いいね!」よりも
減り続ける書店
僕は書店経営者
シェア型書店という新しいかたち
ホンミライ
本の世界を盛り上げる
未来のために
変革者でありたい
最後に
今村センセイの本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
62
著者のXによると「講演で子どもたちや、保護者さんに話している事をさらに分かりやすく。そして、本だからこそ伝えられることも書きました」ということだそうだ。語りかけるような文章と質疑応答のページがあるので、本当に講演会を本にしたような一冊。私は出不精で著者の講演には行ったことないので興味深く読んだ。少女の一言がきっかけで作家を目指し、直木賞を獲るまでの過程は著者のインタビューや動画でも知っている話だけどより詳しく書いてある。後半での読書の勧めや書店経営の話も面白かった。10代向けの本なのでサクッと読みやすい。2025/06/24
Y2K☮
33
今年のベスト本候補。中学生向けのシリーズだけど、だからこそ大人が読んでも少なからず響く。かつての彼と同じく作家になることを目指していた身ゆえ、こういうアドバイスをくれる人のありがたさが格別に身に染みる。ただ本を読め、経験を積めと言うだけなら誰でもできる。なぜそれらが必要なのかを明確に言語化でき、理論立てて説明できるのは人生を通して深く考え抜いた証。この本が正しいことを証明するためにも、自分も小説家という職業に囚われず、うっすら見えてきた夢の落ち着く先を形にしたい。その時は今村さんに直接お礼を伝えたいです。2025/06/21
kayo
20
10代向けの大変分かりやすく読みやすい本で、その世代を応援するテンプレートな内容な所もあるけれど、私のような人生半分以上過ぎた大人が読んでも「まだ何か出来るかも!やりたい!」と思わせる本です。作家になるまでの経緯も、人生無駄なことは一切ないんだと思わせてくれます。今村さんは正に現代に生きる源吾@羽州ぼろ鳶組です。彼のように有言実行で熱い人物が周りを巻き込み、衰退気味の書店や出版業界を支える活動をしてくれていることが頼もしくてならないです。講演など直接お声を聞いてみたいです。2025/07/17
カッパ
4
小中高生に読んでほしい本 縁を大切に生きること 書店の未来 興味深く読みました2025/07/28
sou1030
3
推しの作家さんなので、本の内容は講演やYouTube等で聞いた内容でした。筆者を知らない若い小中学生が読むには良い本かと思います。2025/07/14