集英社オレンジ文庫<br> バートリ家の吸血姫(※誤解)とワルキア竜公のありえない婚礼

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集英社オレンジ文庫
バートリ家の吸血姫(※誤解)とワルキア竜公のありえない婚礼

  • ISBN:9784086806312

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内容説明

夜な夜な人を襲っては生き血を貪る吸血鬼一族と囁かれるバートリ家の令嬢エリザベルには、悩みがあった。それは不穏な噂のせいで縁遠いこと。バートリ家はいたって普通どころか、政治分野で優秀な人材を輩出してきた名門大貴族なのだが、どれだけ否定しても噂を払拭できずにいた。ところがある日、婚姻辞退の手紙が百を超えたエリザベルに、国王の命による縁談話が浮上する。お相手は残虐極まりない“串刺し公”と恐れられるワルキア公で……!? お父様、お母様、泣かないでくださいませ。わたくしは絶対に、幸せになります! 恐怖の結婚は純愛のはじまり? 最悪の結婚から始まるハッピーエンドとは!? ちょっと間違ったダークロマン・ファンタジー!!

目次

第一章 バートリ家の吸血姫、串刺し公に嫁ぐ!?
第二章 ワルキア公の花嫁
第三章 通商の街プネにて
第四章 諸悪の根源
後日談 今日は竜公の誕生日!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

20
吸血鬼一族と囁かれるバートリ家の令嬢エリザベル。婚姻辞退の手紙が100を超えたエリザベルに、国王の命による縁談話が浮上するダークロマン・ファンタジー。政治分野で優秀な人材を輩出してきた名門大貴族なのに、不穏な噂で縁遠かった彼女が、残虐極まりない串刺し公と恐れられるワルキア竜公ブラッドに嫁いだことで知る、公国が抱えていた秘密。覚悟を決めて嫁いだはずが意外と居心地も悪くなくて、ブラットたちのために何とかしようとするエリザベルと、そんな彼女の窮地に駆けつけるブラッドの間に育まれていく絆がなかなか良かったですね。2025/06/20

nishiyan

8
優秀な人材を輩出してきた名門貴族なのだが、気性の荒い叔母のせいであらぬ噂を立てられ、吸血姫とあだ名されるバートリ家の令嬢エリザベル。そんな彼女のもとに串刺し公と恐れられるワルキア竜公ブラットとの縁談が舞い込み…というダークロマンファンタジー。東欧のあの有名なお話をモチーフに竜、ワイバーン、精霊、魔法、呪いとファンタジーのお決まりのネタが詰め込まれて良き。モフモフの活躍にブラット父が意外なほどおおらかだったりと新婚の二人が振り回される様はツボだった。黒幕との対決を経て、迎えたラストも微笑ましくてよかった。2025/07/31

栗山いなり

7
変な噂のあるバートリ家の令嬢の元に縁談話が舞い込むことから始まる物語。結構ガッツリファンタジーしてたし結構コミカルな話だなぁと思ったがなんだかんだでそこそこ楽しめた作品2025/07/05

色素薄い系

1
モフモフがあらゆる面で有能すぎましたね。あと可愛かった。父君に言葉教えるって立候補してそれをこっそり見に行ったエリザベル達「揚げたての新鮮な魚」って意味不明な言葉教えてるのに華麗にスルーしてるの笑えます。喋れるよう(というか意思疎通可能)になってから実は緩い感じの性格だった事が判明した父君も愉快だったし入れ替わりが解消されてから小さい方が便利って大小をうまく使い分けてるのも愉快。2025/07/26

細川 カヲル

0
 実の所タイトルだけで飛びついたから結構ファンタジー成分あるタイプでちょっとびっくりした。でもゴリゴリというかといえばそうでは無く一幕の演劇や大人向けのおとぎ話のような仕上がりだった。ほうほう血だったり竜だったりの要素をそうやって持ち込むとは思わなんだ。それと刺繍で魔法発動はロマンチックで乙女心を刺しにかかってるような。  ラブコメなのかもしれないけど個人的には会話のテンポによって生まれる笑いの感覚がちょっと独特で個性があったなと。たまにグッと勢いが強くなって声を出して笑ってしまいそうになってしまった。2025/06/27

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