内容説明
政治資金規正法は、政治活動の公明と公正を確保するため、一九四八年に施行された。しかし、政治とカネの問題は繰り返し生じて、その度に改正してきた。本書は、議員たちの収入と支出や、現在までの歴史的経緯を踏まえ、同法の枠組みを示す。さらに政治資金パーティーなどの事例を通じ、金銭の動きなども解説。そのうえで情報公開のあり方や今後の課題などを論じる。政治活動や選挙運動で注意すべき点なども多く扱う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
政治活動の公明と公正を確保するため1948年に施行された政治資金規正法。政治とカネの問題のたびに改正してきた歴史的経緯を踏まえ、その枠組みを示す1冊。国会議員の実態や地方議員のシビアな現状を解説しながら、政治資金の使い道、議員給与、特殊乗車券・航空券、政策活動費、政治団体などの収入と支出、黒い霧事件、田中金脈問題、リクルート事件、政治資金パーティー、日歯連事件などの汚職事件、政治資金の集め方やどれくらい公開されているかを解説していて、透明性や公正なルール運用、実効性のある監視体制をいかに確立するかですね。2025/07/09
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/1ee0d389-fd4a-4dab-a389-7cdee8f83d1c 2025/07/09
Humbaba
1
政治はある特定の個人や集団を優遇するのではなく、全体として最適になるように決断を下す必要がある。しかし、据えての人にとって平等というのは現実的には不可能であり、どうしても利益が得られるグループとそうでないグループが生じてしまう。それに対して納得できるようにするためにも、お金をもらって利益を誘導したと思われないようにする必要がある。そのために姿勢を正すルールが大切になってくるが、現在のルールは必ずしもそれができているとは言い難い部分があると言わざるを得ない。2026/05/27
ただの人間
1
法改正経緯とその背景となった事件を追いつつ、支払いの規制と透明化という類型を設けて法律に定められた規制を分析する。法改正のきっかけとなった事件で問題にされた事柄と改正内容の整合性についての分析に全て賛同できるわけではなかったとはいえ、全体の構成は読みやすいように整理されていた。2026/02/03
Humbaba
1
不合理と思われるような決まりがあるのは、多くの場合歴史的経緯があるためである。現在においても本当に必要かは不明であり、穴をふさぐというだけであれば他にも方法はあるかもしれない。しかし、一度決まったものを変えるのは難しく、まして問題が起こったからこそ変えた部分を基に戻すというのは、その穴を利用しようと思われかねないという危険があり手を出しにくくなってしまう。2025/12/17




