内容説明
推し、創作、言葉……感情の煌めきをすくいとった感動の手紙
推し、恋愛、創作、言葉、コミュニケーション……
“恋をしたことがない”小説家とコンプレックスだらけの書評家が赤裸々につづる感動の往復書簡!
残念ながら四半世紀の人生のなかで、恋をしたことがありません。アイドルにぴったりだねと言われてきましたが、恋を歌うのに恋を知らないなんてまるで作家ねと思っておりました。
――宮田愛萌
僕はアイドルとか芸能人を好きになったことがないし、いまでもその感覚が本当のところはよくわかりません。多分それは、顔で勝負できる人に対する強烈な劣等感があるからです。(…)僕は暗くて、どうしようもないやつで、キモい顔なんだと思っていました。
――渡辺祐真
・アイドルとは“来訪神”のようなものかも知れない
・感情という色に「名前をつける」と正しく感情となる
・ときには言葉のキャッチボールではなくドッジボールを!
・愛萌流“長所と混ぜ込む”コンプレックスの扱い方……etc.
みずみずしい「はじまりの言葉」がここに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんメモ(S.U.)
9
『みんなで読む「源氏物語」』とはまったく異なり、文章がなんだかきゃぴきゃぴしているスケザネさん。そりゃそうか、往復書簡のお相手、宮田さんは元アイドルですものね。相手の事を気づかいまくったお手紙、それはそれで素敵でした。そして、宮田さんの書かれる文章はほぼ初読み(後で確認したら、みんなで読む源氏物語の方にもお名前があったけど、あまり印象に残っておらず…)。今の時代に求められる独特の感性をお持ちの方だな、という印象です。短歌も詠めてセンスがあってきらきらした文章が書ける、才能の塊みたいな人だなあと思いました。2025/07/25
阪口まな
5
ダチに誕生日プレゼントとしてもらった図書カードでスケザネの本(共著)を買った。良い誕生日だ。往復書簡…出版というかたちで人々に公開する手紙をやり取りし合うのって難しくないだろうか?はじめのうちは互いに距離をはかるかのようだったが徐々に内面のことを語りはじめて…中盤は本当にひとの手紙を盗み見ているかのようでいけないときめきを覚えた。共感できることも意外なことも。宮田愛萌さんの手紙には、なにかしら繊細なひとがモヤモヤを言葉にして伝えてくれた時の嬉しさがあった。本当に私が読ませてもらってよかったのだろうか。2025/07/02
ゆん
3
ラジオとはまた違ったテンポの良さがあり、手紙の最初に日付も書かれていて過去のイベントとかを思い出しながら読めました。復書簡という形態から2人の日常生活や趣味嗜好といったことからスケザネさんの様々な知識や愛萌ちゃんのアイドル時代のエピソードやアイドル観まで知れて濃い1冊でした。2025/07/15
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