内容説明
一人と一匹で、どこまでも行ける。
30歳を過ぎて迎えた厄年、家族コンプレックス、大人の友達関係、書くこととAV、かけがえのない愛犬との暮らし……。
日常に小さな光をともす、待望の最新エッセイ集!
仕事がうまくいかなかった日、やるせない気持ちでひたひたになっている日、ソファで茫然としながら「つれえ~」とぼやく私のそばにきた彼女(イッヌ様)は、お尻を私の身体にくっつけて、ポゥ、と鳴いてくれる。腹を撫でているうちに彼女のあたたかいお腹の温もりが手に移ってきて、胸に湧いていた苦しさがじっくりと溶けていくように癒えてくる。彼女の存在と自分の人生が、ゆるやかに同期されていく。(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kiiroi_torakku
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「現在」の心境をありのままの言葉で綴られた感情を決して乱暴な意味ではなく読み手がどう受け取るかは分からないけれど「これが今の私です」と宣言している様でもある。 全てが紗倉まな特有のウィットに富んだ言い回しでクスッと笑わされながらも根底に流れる深い愛情(イッヌ様に対してはあからさまな愛情)にグッと込み上げるものを感じてなかなか一気に読み切ってしまうことが出来ませんでした。 エッセイは小説の様に"代表作"と言う冠が付きにくいジャンルだとは思うけれど、「犬と厄年」はまごう事なく紗倉まなの代表作だと思います。2025/07/24
トムトムキャット
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紗倉まなさんのエッセイです!本という形になると、noteで掲載されていた時よりも段落毎にタイトルがついて、非常に読みやすかったです。イッヌ様への愛や信頼するマネージャーさんとの関係、はたまた日常生活のちょっとした事やご家族・ご友人の事が書かれており、紗倉まなさんをより深く知りたい方にはおすすめの一冊です。そして読んだらなぜだかキャンプにも行きたくなりますよ~2025/06/30
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