ちくま文庫<br> 変動を生きのびる整体 ――気候、環境の変化を越えて

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ちくま文庫
変動を生きのびる整体 ――気候、環境の変化を越えて

  • 著者名:片山洋次郎【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 筑摩書房(2025/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480440075

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内容説明

夏の酷暑、秋~春の極端な寒暖差。激しい気候変動の時代に身体はどんな変調をきたしてきたのか。地震などのショックによるめまい。情報社会化による息詰まり。パンデミックを始めとする社会不安。身体はどのように乗り越えていけばいいか、生きのびるための整体セルフワーク。気候と身体変動の年表付。約50年間、季節や社会環境の身体への影響を観察し整体し続けてきた著者、渾身の書き下ろし。

目次

骨格図/まえがき/第I章 1970~90年代 情報化と出会った身体は/時代を生きる整体/変動への予兆の時代──1970年代/“息詰まる胸”の時代がやってきた──1980年代/胸の真ん中で働く橫中穴と胸椎5番/息詰まる胸がリセットされるとき/歩き方が近代を生んだ 直線と規律の近代歩きと「てんでんこ」のナンバ歩き/胸を張って歩く近代/1980~90年代 息詰まりが深まる中で/“過敏な胸”に希望を見る/1990年代 激動の時代が始まる/〔コラム〕生命 千年のリズム/整体的にみると……“生きる”とは《縮む⇔ゆるむ》のリズムがあること 《流れ》があること/第II章 身体は環境変動の最前線/21世紀 地殻変動と気候変動の中の身体/“季節外れ”に身体はどう応じるのか? /環境変動に揺れる骨盤 下支えする血海穴と足三里穴/*胸をゆるめる(血海─後谿)/*足三里に気を通して発散・排泄を促す/3・11 首都圏生活者の身心ショック、その回復は? /2020年~コロナ禍を受けた身のこなし/コロナ禍に見ためまい──腸骨の動きとリンクしていた/“めまい”を通して見えた“安定感”のしくみ/コロナ禍 最初に目立った! 変動の時代サバイバルの動きとは? /*伸びとねじりでリセット/“流れに乗る”身のこなし/*胸椎11番の疲れとり体操/2023~24年 猛暑の中で身につけたこと/2024年 猛暑適応のバージョンアップ/胸をゆるめて猛暑に適応するために/*居眠りのすすめ/*腰椎2番の疲れとり体操/*バナナのポーズ/*胸の中心をゆるめ放熱しやすくする/*恥骨法(胸の中心をゆるめる)/秋~冬~春、季節の極端な寒暖差に対応するために/*手首行水/第III章 “身体が方舟になる”2000年代の社会変動と身体/過敏化とオタク化 情報適応/2つの方向性/小さな神々が棲む……情報生態系/環境情報への仙骨の応答・腸骨の応答/胸の応答の複層化/消化管─腸骨と連動する胸の動き/“野生化” 第3のサバイバル軸/“野生軸”の再起動/*頭と首のあいだをゆるめる/ここから始まる変動の時代の身体──基本の“き”/*股関節折りたたみ&野生軸再起動/あとがき/巻末年表 2000年代 環境変動と整体現場での身体観測

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
身体適応:環境変動 情報化社会 気候影響 身体の再編成 柔軟性 適応メカニズム 生理的変化 精神的適応 季節的感受性 呼吸調整 免疫反応 身体知覚 社会変動:都市化 情報過多 ストレス管理 不安感 身体の過敏性 パンデミック影響 社会的適応 運動変化 生活リズム バランス維持 自然との関係 伝統療法:整体 ヨーガ アーユルヴェーダ 太極拳 身体技法 再構成 健康維持 呼吸法 自己調整 文化的背景 未来展望:持続可能な健康 身体の知恵 社会適応能力 共生戦略 身体環境学 環境リテラシー2025/03/11

はやし

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整体を通して見た環境や社会そしてその変化。それらがありありと書かれている。身体感覚と環境や社会が密接にリンクしているのがよくわかった。身体を用いた慣用句が言葉遊びに見えて実は多層的な意味合いになるのも面白い。2025/05/06

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