内容説明
バーの店主・田村は店を営む傍ら、弁護士の山本が持ってくる危ない仕事も請け負っていた。ある日、店に黒いドレスを着た女がやってきた。朝吹冽子と名乗るその女は、バーで雇ってほしいと言う。一方、田村は山本から、庄司という男を国外に逃がしてほしいと頼まれるが……。男は、自分を試したくなる時がある──グラスに映る男の汗。その一瞬の輝きを見つめる女。情念と哀感が心奥に響く、北方謙三伝説の傑作。(解説・小梛治宣)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
そらとやまざくら
7
ハードボイルド。黒いドレスの女。自分が男なのかどうか試してみたい。2025/11/19
たかあき
5
25年来読んでいる作家(氏のキャリアを考えると別に長くはないが)だが、多作な事もあり読んでいない作品も多い。この作品もそれで、1985年に刊行されたハードボイルド小説。時代は今で言うバブル期ではあるが、その時代発なのでそれが当たり前ゆえに「景気の良さ」な描写がないのも今読むと新鮮。岳飛伝の後チンギス紀で発揮される「枯れ」は当然見せず、まだ「渇き」に至らない瑞々しい雰囲気で、人気のブラッディードールシリーズや神尾シリーズほど味付が濃くないため読みやすく、その割にあとを引く素晴らしい読後感だった。2025/12/07
かずぺん
5
ハードボイルド感が堪らないです。2025/10/01
ディーノ
2
あくまで自分のために、と言いながら、他人のために命をかけるところがハードボイルド。田村のバーに行きたい。2026/01/11
くれいん
2
湊かなえさんの帯文で興味を持ち購入。ハードボイルド小説は初めてだったが、一ページ目からその世界へ引きこまれた。2025/09/11




