内容説明
ゴンクール賞ノミネート作 社会の不公平を浮き彫りにする法廷小説
五年前の強姦事件の被害者リザは控訴審の弁護をアリスに依頼した。アリスが調査を進めると、当時十五歳のリザの嘘により誤審が下ったことが判明する。嘘をつかざるを得なかった少女の痛み、社会の偏見により歪む司法……法廷記者の著者が放つ繊細な倫理の物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
42
弁護士のアリスのところに、若い女性の依頼人がやって来ます。彼女は、痛ましい暴行事件の被害者と言われていました。しかし事実は異なり、本当に起こったことをアリスに話します。アリスは若い女性の言葉を信じて、再審を目指すことに。本当に良い小説でした。MeToo運動が起こって、女性たちが自分の受けた被害を話せるようになったのは、良いことだと思います。でも、それが真実を捻じ曲げるようになってはいけません。真実は飛び切り苦いものであることもあります。描かれているその苦さを噛みしめると、静かな感動が込み上げてきました。2025/07/26
フォークフィッシュ
3
★☆☆☆☆2025/07/16
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