内容説明
マライはヤバイ! マライはスゴイ!!
文芸・アニメ評論に翻訳、そしてワイドショー出演。神出鬼没のドイツ人筆者が、正邪とわぬ言語手法を駆使し、現代のパワーワードと意味定義無限勝負!
日本には、四季があります――
「じゃあ外国にはないのかよ!!」(マライ)
◎本書で扱う言葉
外タレ、忖度、ガンダム、呪う、帝国、四季、萌える、サボる、アングラ、ワンチャン、教養、理屈、余暇、エモい、ラノベ、隠居、女子力、上から目線、大予言、自己責任論…
可笑しいのはマライか、日本語か。どーですか皆さん!
ドイツ的論理思考の極北は、日本語の秘めたるポテンシャルを引き出すか、あるいはパンドラの匣を開けてしまうのか。「ニホンゴお上手ですねぇ」がもはや誉め言葉にならない未知の言霊群が、いまあなたの深奥に突き刺さる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
64
【概念の偏狭さというものへの抵抗感:ひとつの単語で表現できる範囲は言語によって全然違うし、きちんと定義されていない場合すらある】ドイツ人言霊師が、正邪問わぬない言語手法を駆使し、現代のパワーワードと意味定義を論じる書。難しい記述もあるけれど、良書!国語辞書編集者との「日本語はどこまでイジっていいのか問題」と題した対談も。「まえがき」で、<母国語にしろそうでないにしろ、言葉を使用しながらときどき痛感させられることのひとつに、その言葉の真意を定義することなく使いこなしてしまう瞬間の多さというものがある>と。⇒2026/04/22
けんとまん1007
52
言葉の捉え方・解釈は100人100様。また、時間の流れと共に変わりうる。ここで取り上げられている言葉もそう。そういう捉え方もあるのかな・・・という、ある意味では、文化論かもしれない。2025/09/03
Kanonlicht
49
芥川賞・直木賞の受賞予想でおなじみ職業ドイツ人である著者が、気になる日本語について、その言葉が内包する(辞書には載っていない)意味を解釈する。「外タレ」「忖度」など時代とともに意味が変わった言葉や、「萌える」「ラノベ」など概念的に使われているものの実際に何を指すのかがあいまいな言葉について、著者の異文化比較の知見と、そのへんの日本人よりもディープなサブカル知識で、見事に再定義している。一つの単語から日本人のメンタリティや行動様式が透けて見えるのが面白い。ぜひ続編を出してほしい。2025/07/24
TATA
33
かなり高尚で広範囲なエッセイと言えばいいか。日本語のいくつかの語句をテーマにあれこれ考えを巡らせるのだけど、その広いこと、深いこと。ドイツの人なのでナチや今の欧州事情への言及もあったりしてそれが現在のドイツ事情なのかと。アニメやラノベとか日本のサブカルチャーにやたらと詳しいのは今時の外国の方あるあるなのかなあ。2025/12/28
Танечка (たーにゃ)
7
いろいろな日本語の単語を取り上げて、その意味を皮肉っぽく分析するエッセイ。悪魔の辞典を彷彿とさせる感じ。取り上げられる日本語は外国語に訳しづらいものが多く、あるいは訳せるにしても、日本語のニュアンスと外国語のニュアンスにどうしてもギャップができてしまうので、それを長々と解説されるのがなんともまだるっこい。立て板に水のごとくガーーーっと目まぐるしく言霊が紡がれていき、読み手としてはなんだかクラクラしてきた。2026/02/05
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