わたしの上海游記 - 揚子江のほとりで本を読む

個数:1
紙書籍版価格
¥2,750
  • 電子書籍

わたしの上海游記 - 揚子江のほとりで本を読む

  • 著者名:夏申【著】
  • 価格 ¥2,420(本体¥2,200)
  • 紀伊國屋書店(2025/06発売)
  • ポイント 22pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784314012102

ファイル: /

内容説明

中国でもっともらしく語られる日本人論にも、
また日本でもてはやされる中国人論にも、
違和感ばかりを覚えてしまう――

上海の大学で日本文学と日本文化を教える“外教″である著者が、コロナ禍の上海で数多の本を読みながら、「上海について、上海を通して、上海をきっかけにして」縦横無尽にめぐらした思考の軌跡。
【「[本]のメルマガ」と「scripta」誌の好評連載を単行本化!】

目次

1 図書館の工房
2 本のために読者を、読者のために本を
3 「礼儀」が田舎にやって来た
4 あの日あの時サンパウロで
5 偉大さへの自信は火薬とともに
6 ディープなキッスには批評が宿る
7 マラドーナの横にフランチェスコリがいたのなら
8 ゴールキーパーだった詩人の「きらめくような幸運」
9 暴君と独裁君主
10 信じる前に考えるようになった
11 洗濯物は何を語るか
12 紅い遺伝子
13 すべての作家は「幹部」である
14 「存在」と「生命」の間で
15 “病衣”を着て“病友”に囲まれて
16 ?屁股、泡屁股(カオピーグー、パオピーグー)
17 「一帯一路」と麦わら帽子
18 十月、いまだ実現されていない世紀
19 ごま味噌腸粉と広東オペラ
20 向前一小歩、文明一大歩
21 風と波と上海と
22 もうひとつのオン・ザ・ロード
23 紅いピラミッド