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内容説明
近年多発している強盗事件。犯行動機(人)ではなく犯行現場(場所)に注目する「犯罪機会論」が専門の著者によると、狙われた家の多くには共通点があるという。キーワードは「入りやすく見えにくい」。例えば、家の周りにフェンスがなく、道路からすぐ敷地に入れる家は「入りやすい」。また、高い塀や植木に囲まれた家は「見えにくい」。数々の事件現場を見てきた犯罪学者が、実際にあった強盗事件の事例なども交えながら、鉄壁の守りを固める防犯のヒントを解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チバ
1
防犯に関心があるので手に取った。家の周りの掃除が行き届いた家はそれだけで防犯になるというのはそうだよなと思い気をつけようと思った。人の監視があるというのが何より安全ということで家の周りに田畑があるというのは長閑な風景である一方危険もはらんでいることを考えさせられた。防犯システムを入れるというのもそれだけの理由があると理解されるとは。心配しだしたらキリがない。2025/07/13
goodchoice
0
犯罪学を学生時代専攻していたので、最新の犯罪防犯理論がどうなっているか興味があり読んでみた。確かに過去は「なぜ人は犯罪を犯すのか」といった人に注目した理論だったのが、現代の犯罪理論では「人は機会があれば犯罪に踏み出す」といったようにその犯罪場所に注目している点が興味深い。確かに防犯は既に違った次元での対応が必要と理解した。2025/07/14