なぜゲームをすると頭が良くなるのか

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なぜゲームをすると頭が良くなるのか

  • 著者名:星友啓
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2025/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569859330

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内容説明

「ゲームなんて時間の無駄ではないか」と思っている人は少なくないでしょう。しかし、最新の脳科学や心理学の研究によると、ゲームにはさまざまな効用があるといいます。たとえば……。 ●ゲームで海馬が大きくなって、活性化する ●アクションゲームは短期記憶、空間認識能力など理系の力を育てる ●マルチタスクの能力も上がる ●RPGやパズルゲーム、ストラテジーゲームで、問題解決能力が上がる ●「マインクラフト」などのサンドボックスゲームやパズルゲームで、クリエイティビティが上がる ●ゲームで脳が若返る ●メンタルや、周囲との関係性も改善する効果がある などなど……。一方で、「ゲームをすると成績が下がるのではないか?」「暴力の原因になるのでは?」「集中力が下がってしまう?」と心配する人もいます。しかし、これまで行われた研究によると、ゲームをやりすぎてしまうと成績に悪影響が出てしまうものの、適度にやる分には影響はなく、むしろ、成績アップにつながる可能性も報告されています。そして、「ゲームをすると暴力的になる」「集中力が下がる」ということを示す信頼性の高いエビデンスは見当たりません。では、「やりすぎ」にならない、適度なゲーム時間というのはどのくらいなのでしょうか? そして、ゲーム時間を無理なく減らしていくにはどうすればいいのか? 本書ではこうした疑問について、科学的エビデンスに基づいてアドバイスを行います。本書ではそのほか、マインクラフトのメタバース空間を用いて、教育と医療を融合させる著者の取り組みや、ゲームを用いた治療法「DTx」(たとえば、アメリカの連邦機関であるFDAは「Zengence」というゲームを高血圧の治療法として認可しました)、ゲームによって授業や仕事の目的を達成しようとする「シリアス・ゲーム」など、ゲームの可能性を活用した新たな取り組みも紹介します。 ●ゲームにハマるビジネスパーソン ●受験とゲームを両立したい学生さん ●子どものゲーム時間が気になる親御さん ●社員のモチベーションを上げたい管理職の方々 ●日々子どもたちをサポートする教育者 ●脳科学や心理学の豆知識が気になる読書家 本書を読んでいただければ、読者の皆様それぞれのニーズに合った情報やヒントが必ず見つかるはずです。最新のゲームの科学の知見をぜひお役立てください!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takka@ゲーム×読書×映画×音楽

14
ここまでしっかりゲームのいいところ悪いところがまとめられている本はなかなか無いと思う。ゲームは「心の三大欲求」、関係性・有能感・自律性を満たす。現代社会はお金や地位など外発的モチベーションで成り立っている。しかし、ゲームは内発的モチベーションで満たしてくれる。シリアスゲームがより勉強の効果を発揮する、趣味を仕事にしてはいけないなどはこれが理由だろう。逆に0歳〜5歳は空間認識ができないため、画面を見続けることはいけないなど悪影響も書かれている。ゲーム障害を考える上でおすすめの一冊。2025/07/14

Dramaticseimei

6
適度なゲームは良い影響を与える。ゲームのやりすぎが良くないことは自明のことだが、適度に付き合うことは良い影響を与えることを非常にわかりやすく、そして納得ができる形で伝えてくれている。なぜゲームにはまるのか、なぜゲームで幸福感が上がるのかも示してくれている。一方でどんなにいいものでも適量を間違えてしまうと身体を蝕む可能性がある。老若男女においてその適切な使い方をしっかりと伝えてくれている。特に子どもの成長を支えるためには何が必要なのか。どう活かせばいいのか。しっかりと考えていきたい2025/07/20

みかん。

2
推しちゃんとオンライン読書会しています。オンライン読書会とバーチャルデート楽しいですよ。2025/07/27

hinotake0117

2
よく包丁は道具として使えば便利、凶器として使うと怖いものになるという話が取り上げられるが、ゲームもまさにそんな存在なのだというのを感じる。つきあい方を計画的に、つながり、できる感、自分から感を持つきっかけに使う。2025/07/02

Yoshiyuki Ueta

1
160ページ程度で文章も平易、1〜2時間程度で読むことができた。 幼少期に「ゲーム脳」などいう言葉が流行り、白い目で見られながら過ごしてきたゲーマーの一人としてはようやく時代が追いついたか…という気持ち。(もちろん本書はゲームをすることを全肯定しているわけではないが)2025/07/23

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