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内容説明
迷っても立ち止まっても大丈夫。心にじっと耳をすませ続ければ、いつか自分の本当の気持ちは聞こえてくる。 【あらすじ】小学校6年生の小晴(こはれ)は、自分の本音がわからず、人付き合いも苦手。ある日小晴が部屋の掃除をしていると、一枚の紙を見つける。その紙――消えかけた手書きの地図のようなものを開いた途端、小晴はいつのまにか外にいた。そこで出会った男の子・ラッタッタは、ここは「ふしぎの街」であること、1人で地図を開いて目をつぶって深呼吸をすると、この街に来れること、そしてラッタッタ自身はこの街の管理人だということを教えてくれる。他に動物も人もいない、2人きりの街で一緒に遊ぶうちに、ラッタッタに心を開く小晴だが、「大人になるため」には、ラッタッタとさよならしなくてはいけなくて。 【目次】1 〈ふしぎの街〉の地図/2 春休みのこと/3 木山鈴さん/4 修学旅行/5 野田ゆうたくん/6 算数のノート/7 悲しいこと/8 0点/9 さよならの予感/10 さよなら、ラッタッタ/11 鈴ちゃんの家/12 仲直り/13 イマジナリーフレンド/14 またね、ラッタッタ/15 これから
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
89
児童書。YA。イマジナリーフレンド▽小晴(こはれ)は中学受験のために一生懸命勉強している。両親は小晴のためにと応援してくれるけれど、小晴は言われるがままに過ごす毎日を息苦しく感じていた。そんな中〈ふしぎの街〉に行ってラッタッタと遊ぶ、ふたりだけの時間だけが小晴を癒してくれた。ラッタッタは小晴に「自分の心の声を聞くといい」とアドバイスする。同じくらいボッチの同級生、木山鈴と仲良くなった小晴は、初めて〈ふしぎの街〉の話をする▽子供同士って結構辛辣な言葉を投げるよね。終わり方はよかった。2025.6刊2026/05/08
まる子
19
鯨井あめさんの児童書(主人公は小学生)。自分の気持ちを伝えられない小晴(こはれ)。中学受験も友達の事も…なんでだろう?幼稚園の時に描いた「ふしぎの街」の地図、地図を広げると出会える、水色のレインコートに長靴をはいた「ラッタッタ」。ラッタッタが小晴の悩みに寄り添い、励ます。しかしそんな時間は長くは続かない。なぜなら、ラッタッタはー。それは小晴が少しずつ大人になっている証し。さよなら、ラッタッタ。2026/03/27
雪丸 風人
16
主人公は流される生き方をしてきた寂しい小6女子。忙しすぎる日々から逃れるように、心の中へ安らぎを求めた彼女が、自分の気持ちに正直な友人と関わるなかで気づきを得ていきます。どことなく頼りなかった少女が変わってゆくさまに痺れましたね。とくに彼女が思わず下に向け声を張る場面はグッときましたよ。全体を通して、子どもらしい豊かな想像力や、生き方のままならなさが超リアルに感じられました。主人公のラッタッタ♪ってスキップするような未来が思い浮かぶラストも素敵ですね。これが初の児童書だとは!(対象年齢は12歳以上かな?)2025/07/04
エル
4
自分の感情を押し込めて生きづらそうにしている小晴が最後に選んだのはイマジナリーフレンドを消さないこと。イマジナリーフレンドに励まされながら自分の心の声を大切にすることが出来るようになった小晴はきっと素敵な大人になるよ。ちょっと息苦しさもあったけど、自分を大切に出来るよう成長した小晴の素敵なお話でした。2025/07/05
菱沼
3
名前をつけるとその「もの」が存在感を増すような気がする。けれど、その名前で一般化されてしまうと、思い入れは減るような気がする。大切な場所と大切な誰かを「イマジナリーフレンド」認定することで、「まあ、子どもにありがちな空想のオトモダチのことだよね。大きくなったら忘れちゃうか、甘酸っぱい思い出になるんだよね」になってしまうような気がする。それでいいのか。いいのかもしれないし、よくない子どもも大人もいるかもしれない。良い物語ではあったと思うけれど、結末をつけなくてもよかったかも。児童書でそれはマズイか。2025/07/13
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