内容説明
居酒屋店主の円堂のもとに、バブル時代、ともに荒稼ぎをした盟友の中村から電話が入る。当時、「地上げの神様」と呼ばれ、バブル崩壊とともに姿を消した二見興産の会長の愛車で、20億円の価値があるクラシックカーの目撃情報が入ったという。20億円の車をめぐってバブルの亡霊たちが蠢き出すなか、円堂は会長とともに失踪したかつての恋人の行方を追い始める。男と女の切ない思いが交差する大沢ハードボイルドの新境地。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tnyak
3
大沢ハードボイルドを堪能しました。大満足です。 2025/07/30
O-chami
1
大沢在昌が66歳で刊行した作品。 バブルに奔走され、崩壊後には傷付いた人生を送って来た同年代の主人公が、過去を振り返って自らの人生に決着をつけようとするハードボイルド物語。歳を重ねた男と女の切ない想いが交錯する…この歳にならなければ書けなかっただろう新境地。 BGMは、Donald Fagen で…「The Nightfly」🎶🎶🎶2025/10/23
pyongkichi1212
0
成田空港で何気なく手に取った一冊。久しぶりのハードボイルド小説であったが自らが年齢的にも主人公の円堂に近くなっておりいろいろと考えるところあった。バブル時代の異常性を疑似体験させてもらった気分。一人の女を愛し続ける男はかっこいい。2026/04/18
大ちゃん
0
最初の方は車と女性を未練がましく追いかけてると思ったのだけど、中盤からなぜがわかってきて最後は納得の終わり方でした。 楽しめました2025/08/20
Ken K
0
大沢さんの作品を最初に読んだのは高校生の頃だろうか。その後も継続的に新作を読ませて貰って30年以上になる。私よりも一回りとちょっと年上の作家さんですが、一緒に同じ時代を生きて、一緒に歳を取ってきたんだなと感じる作品。バブルと聞いて、何かしら自分なりに体験した思い出がある世代ならばなんとも言えないノスタルジーを感じられるのではないだろうか。円堂の年齢にもう少し近づいたらまた読んでみたい。私にとっては名作でした。2025/08/06
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