ハーバードの人生を変えるライティング

著者名：ソン・スッキ【著】/中川理沙【翻訳】

かんき出版（2025/06発売）

• ISBN：9784761278137

内容説明

ハーバード大学の学生が４年間かけて学ぶライティングの授業に、１時間だけ投資してください。

「ひらめきをアイデアとして熟成させるためには、文章を書くのが一番だ」――ポール･ローマー（スタンフォード大学教授／ノーベル経済学賞受賞）

「ライティングこそが思考力を生み出す」――ジェフ・ベゾス（アマゾン創業者）

「文章を書くとは考えることで、考えることは存在し、生きていくことだ。よって文章をうまく書ければ考えるのがうまくなり、考えるのがうまくなれば賢く生きられる。賢く生きる人は、より幸せになる確率が高い」――ジョーダン・ピーターソン（トロント大学教授／『生き抜くための12のルール 人生というカオスのための解毒剤』著者）

ジェフ・ベゾス、ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェット…
なぜ、世界の一流は「書く」ことにこだわるのか？
AI・ChatGPT時代に差がつく、ハーバード大学で150年伝わる世界最高のライティング授業。

世界トップ500社のＣＥＯを最も多く輩出した大学。47人のノーベル賞受賞者を、32人の各国大統領を輩出した大学。世界を代表する名だたる起業家が通った大学。ハーバード大学の卒業生は、なぜ世界で活躍できるのか。

ハーバード大学がライティングによって達成しようとしているのは、「ロジカル・シンキングの向上」だ。なぜなら、論理力はさまざまな思考の土台であり、個人的、社会的な成功の基本だからだ。そのため、ハーバード大生は専攻に関係なく、在学中ずっとライティング力を鍛える。文章を書くということは、自分の考えを簡潔にまとめ、わかりやすい言葉で伝えることだ。また、そのように簡潔明瞭に考えられるということは、主体的な人生を生きられるという意味でもある。
本書でおもに扱う「オレオ公式（O.R.E.O.）」は、ハーバード大生が学ぶロジカル・ライティングに、世界的なコンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーが誇る、論理的思考力のフォーマットを合体させたフレームワークだ。
言葉や文章があふれる時代では、自分の頭で考え、その考えをいち早く伝えられる人がより多くのチャンスを手にする。本書で鍛えられるライティングの力は、そういったチャンスや道を切り拓く一番の、いや、唯一のカギなのだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[azukinako]

書くことが、書けることが大事というのがビジネス上でどんなに大事なことかというのは身に染みている。メール1本で仕事がうまく回ることもあるしクライアントを失うこともある。この本の「オレオ式（OREO）」に当てはめて書いていくことで人を説得できる文章を目指せる。じゃあ、どうする？まずは書く、毎日少しづつでも書く。文章は書いて学ぶ。そうなんだよね、そうなんだけどね。でも、書くことは考えることで、考えることは生きていくこと。文章をうまく書ければ考えることがうまくなり、賢く生きられるって、いいよね。だから書くべし。

2025/08/15

[rt]

論理的な思考力は論理的な文章を書くことで鍛えられる。思考力が足りていないのではと感じたので読んだが、 ライティングの基本動作と論理的思考に深い関連があるとよくわかった。書きたいこと、伝えたいことを明確にすることが大事である。あとは毎日書くこと。

2025/08/13

[Mike]

「オレオ公式」という文章の書き方が学べます。AIが文章を生み出す時代、人間が文章を書くことに何の価値があるのか気になる人はぜひ読むべきだと思います。私としても、AIが書く文章にはまだまだ足りない点があると思ってるので、人間としての文章をもっと上手くなりたいと感じていたので主張は共感しました。自分の見聞きする中でも、し文章力が低い人は何かとコミュニケーションで苦労していると感じます（逆の論理かもしれませんが）。人の気持ちが分かり、寄り添い、背中を押すような文章を書けるようになりたいです。

2025/07/24

[amai]

書くことの重要性を強く訴える一冊です。タイトルに登場するハーバード大学でもライティングは重視されており、著名な大企業においても、ライティングは欠かせない技術とされています。書くための手法も多様に紹介されており、非常に参考になりました。

2025/10/15