内容説明
メンバーは6歳から82歳まで、年賀はがきや尋ね人広告などを通じて集い、頂点を目指す男たち(赤ちゃん含む)。だが、その行く手に米国のスター、セルビアの伏兵が待ち受ける!! デジタルの時代に「つながり」を問いかける小説よりも奇妙な珍道中、まさかの書籍化。おもしろ事情から驚愕の暗黒面まで、不要不急の知識もてんこ盛り。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
47
読み始めは、単に面白いなあ~という感じだったのが、そのうちコミュニティ維持の視点が浮かび、やがて、学術的考察なども書かれていて、興味・関心の領域がとても拡がった。同じ姓だけでも親近感が浮かぶのだが、氏名、しかも漢字までも同じだと、どんな感じなんだろう?とにかく、愉しむことを第一としながら、このエネルギーには感服するしかない。やがて、漢字は異なっていても読みが同じという方向に拡大して、視界も変わる。何とも、愉快な一冊。2026/01/04
TATA
41
田中や佐藤や高橋という姓に生まれて何を思うのか。変わった名前に生まれる人もいる中で名字ガチャとでもいうのか、そこに文句を言っても仕方ないし、ご先祖様から累々と繋がってきた名字だろうからもちろん尊重はするのですが、それを逆手にとって同姓同名の繋がりでここまで広げられるものなんだなと感心しきり。同姓同名の人を集めに集めてギネスになって。その楽しくも平和な取組は世界を繋げていくのだ。いや,ほんとにすごいぞ。とは言えみんなで集まるのを嫌がる田中宏和さんとかもいたりして決して一枚岩ではないのですね。2025/11/04
山口透析鉄
26
興味深い本です。著者と同姓同名のNPB選手がドラフト指名されたのが発端で、彼のあだ名はほぼ幹事、となります。 同姓同名の方々が徐々に集まってくる様が活写されています。それぞれの社会における命名ルールも出てきて、世界の色んなルールの多様性も考察されています。 組織化も徐々に進展し、一般社団法人から株式会社にもなっていきます。同姓同名だけでは飽き足らず、音が一緒なタナカヒロカズ同盟みたいな組織でバスツアーで出かけたり、著者もいずれ同姓同名の方々を一箇所に集める世界記録を達成したくなります。(以下コメント欄に)2025/12/05
田中寛一
18
「ほぼ幹事」の田中宏和さんが、同姓同名の会を作るきっかけやその成り行きを書いている。組織づくりだけでなく、名前とは何か、名前のもたらす意義とは、など様々な面から述べている。社会学の本でもあり、哲学の本でもあるようだ。と言っても社会学や哲学の本など私はほぼ読まないのだが。同姓同名が、化学反応を起こして、新たな関係を築き上げもしている。面白いことが始まったものだ。私もその一員としてただ名を連ねているだけだが、これからの成り行きに注目している。日本にとどまらず海外とも連携して、国際組織にまで発展させるのだ。2025/10/16
assam2005
17
同姓同名の人ってどれくらいいるの?タナカヒロカズさん集まれー!という掛け声にたくさん集まったので、会社まで作っちゃいましたという本。いろんなタナカヒロカズさんがいる。楽しんで名乗り出る人もいれば、集まることを拒否する人や、犯罪者まで。楽しいことばかりではなく、嫌なことも、大変なことや、悲しいことも。ブレずに「楽しもうとする」姿は「タナカヒロカズじゃない」者でも楽しかった。バカバカしいことだと認識しながらも、その出会いを喜び、楽しみ尽くす。楽しんだもん勝ち。そんな言葉が頭に浮かびました。2025/12/17
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