文春e-book<br> 日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い

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日中外交秘録 垂秀夫駐中国大使の闘い

  • 著者名:垂秀夫【著】
  • 価格 ¥2,600(本体¥2,364)
  • 文藝春秋(2025/06発売)
  • ポイント 23pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163919874

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内容説明

「中国が最も恐れる男」衝撃の回顧録!

中国共産党内に裏人脈を張り巡らせ、機密情報を誰よりも早く入手し、理不尽な恫喝にも屈しない――異能の外交官が明かす秘話満載の外交秘録!

中国から「やられっぱなし」のように見える日本外交だが、けっしてそんなことはない。
2023年末に駐中国大使を退官した垂秀夫は、独自の人脈からもたらされる機密情報、たぐいまれな戦略眼、そして恫喝に屈しないタフな姿勢で、中国共産党から恐れられてきた。中国政府側から「スパイ」と名指しで批判され、危険な目に遭ったことも一度や二度ではない。
しかし、度重なる嫌がらせや障害をものともせず、要人たちとのバックチャンネルを構築し、重要な情報を入手し、独裁に抗う改革派知識人たちを支援してきた。また、中国の「戦狼外交」に対して一歩も引かず、逆に向こうをギャフンといわせてきた。
そんな垂秀夫が歩んできたチャイナスクール外交官としての道程を赤裸々に公開したのが本書である。

本書の魅力は、エピソードの面白さだけではない、
垂秀夫は独自の視点から習近平体制の本質を分析し、中国に内在する「弱点」をあぶりだす。
そして、日本はどのように中国に対峙すべきなのか、大局的な戦略を示す。
また垂秀夫は、命を懸けて中国を変えようとしている改革派知識人への協力も惜しまない。そのせいで中国共産党から睨まれようとも動じない。それは「歴史に恥じない外交をしよう」「後世による『歴史の検証』に耐えうる仕事をしよう」という信念があるからである。
日本が中国と対峙するうえで数多くのヒントが含まれている傑作である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

96
2023年、駐中国大使を最後に退官した垂水秀夫氏の回顧録。本省で中国課長や官房長を務めた他、台湾・香港勤務も経験。何かと中国に対し弱腰との批判・中傷もあるチャイナスクール(中国語研修組)出身だが若い頃から人脈を拡げることに努力、摩擦を恐れず中国側と対峙。強い使命感を持ち中国関係一筋の外交官人生を送られたようで、本書には日中間の生々しくも興味深いエピソードが綴られている。著者は現習近平体制を見るために、三つの視座を挙げている。①中国共産党統治の正統性 毛沢東は抗日戦勝利を。鄧小平(とそれ以降)は⇒ 2025/07/16

くものすけ

17
日中外交の熾烈な実情を知り得ることが出来た。精確な情報取得の為に日夜中国側のキーパーソンと会食(年間200回)を重ねた記述にはびっくり仰天、商社マンも脱帽ものです。TV、新聞で報道される表の「外交」を見ているだけでは決して知る事の出来ない裏舞台、外交官の苦労などかなり参考になった。対中外交に対して誤解していた部分もあったが、本書を読むことで正しく理解出来るようになった。2025/10/27

coldsurgeon

9
長い間の外務省勤務後に在中大使として活躍した著者による日中外交史である。興味深く、面白かった。主張すべきは主張し、しかし決して反中や嫌中で物事を判断してはいけないと自戒してきた人だった。日本の国益を至上命令とし、中国におもねることはなく、中国の評価すべきところは評価し、真の対中理解を目指そうとしてしていた事績でいっぱいだ。「台湾有事は日本有事」という問題の本質を、わかるように解説してある。中国に関して、一部の共産党幹部と大多数の中国人民を、分けて考える必要があるのだろう。空海の頃からの日中の交流を想う。2025/11/07

とむぐりーん

8
文藝春秋に連載中は、気に留めていなかったが、文藝春秋の読者賞を受賞した本。満州事変から日中戦争に至る中国現代史を別の観点から、読み解くためにも、参考になった。 垂氏の個人的な話も入っているが、戦略的互恵関係の発案や 尖閣危機の際の日本政府の対応など リアル感ある記述で、読者をぐいぐいと誘い込む。2025/11/08

Cana.t.kazu

8
 チャイナスクールへの誤解が大きかったのかなと思えたのが収穫でした。 何しおう中国の外交部などとのやりとりには緊迫感がありました。 同時にこういう交渉のノウハウが継続されているのかが不安にもなりました。 ある程度自己の利益を顧みない人やチームの存在がどのような分野でも重要なのだと改めて感じました。2025/10/13

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