内容説明
ままならない悩みを、脳科学者がときほぐす
なぜ苦しみや葛藤を抱えて生きるのか
悩みを根源から解明する
失敗が怖い、恋ができない、人間関係の拗れ、SNS疲れ……。ままならない悩みに科学目線で答える「週刊文春WOMAN」の人気連載を書籍化。読者と有名人のお悩みに回答するほか、俳優、アナウンサーら6人との対面相談も収録。
\有名人のみなさんからの相談も/
内田也哉子 海野つなみ 大久保佳代子 大下容子 加藤一二三 要潤 木村多江 小杉竜一 坂本美雨 高見沢俊彦 武田真一 俵万智 つづ井 デーブ・スペクター 中村うさぎ 二階堂ふみ 松重豊 南果歩 森山未來 山口真由(50音順)
<目次>
はじめに “悩むこと”は美しい
第1章 不安を味方につける
第2章 ままならない自分を科学的に理解する
第3章 人間関係に効く脳科学
第4章 身体と脳のふしぎについて
第5章 インターネット、世間へのモヤモヤをほぐす
第6章 年齢と記憶の疑問に答える
おわりに 「業」の肯定
《人間は不安や苦しみや葛藤があるから生き延びられた》
《「悩むこと」は、脳に生まれながらに備わる必要な機能》
著者初の人生相談本!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
akiᵕ̈
20
有名人たちの悩みも含む様々な悩みに対して、脳科学の観点からQ&A形式で著者が解き明かしていく。この人こんな事を悩んでるんだーと、有名人たちの悩みどころがざっくばらんに垣間見れる所が面白い。専門的な内容ではあるけれど、人が起こす行動や思考が、こんな形で噛み砕いて分析されると、その意味の裏付けから改めて気づかされることも多い。2025/07/13
読書は人生を明るく照らす灯り
18
質問やテーマは似通ってしまうと、一つの研究でほとんど説明が出来てしまうのが面白い。脳と腸のつながりの話が特に面白かった。 マニアックで、研究や論文が少ないテーマの話がもっと知りたくなった2025/08/30
momonori
9
脳科学者の中野信子氏が、さまざまな人々からの悩みに答えるというQ&A本。相談者のなかには有名な方が何人もおり、中野氏の人脈の広さがわかる。これまで中野氏が出版してきた著書の内容で答えているところもあり、中野氏のこれまでの問題意識であったり、中野氏自身の問題というものが、如何に現代の問題に直結したものであったかがわかる。中野氏はこれからも世間からのニーズに答えながら、誰にとってもわかりやすい「答え」を提示しつづけるのだろう。中野氏の著作の可能性はまだ尽きていない。そんなことを感じさせてくれる一冊であった。2025/06/14
さちめりー
5
著名人の相談はそれぞれの人柄が感じられて特におもしろかった。悩んでいる短所に、それは長所でもある、といって視点を変えてくれる。ヒトという生き物はそういうもの、と高次元からの視点で答えてくれる。一段上から見てみると悩みの渦から距離を置くことができる。トゲトゲしさがなく人に寄り添った優しい一冊。笑いの大事さが折に触れ主張されていて新鮮だった。2025/08/14
おもち
2
悩み相談をまとめた本書。あまり専門的な話もないため、思っていた内容とは違ったけど、とりあえずみんな何かしらうまくできていない感覚と生きづらさを感じているのだろうと感じた。2025/08/15