文春e-book<br> 一撃のお姫さま

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文春e-book
一撃のお姫さま

  • 著者名:島本理生【著】
  • 価格 ¥1,800(本体¥1,637)
  • 文藝春秋(2025/06発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784163919867

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内容説明

恋愛小説の旗手・島本理生の新境地!

他人からはままならない恋愛に思えても、本人たちは案外、その”雑味”を楽しんでいるのかもしれない――。

*5つのちょっと不思議な、新たなる読書体験

「停止する春」
東日本大震災から11年目。会社で毎年行われていた黙とうがなくなった。
それから私は、仕事を休むことにした。代わりに、毎日時間をかけて大根餅を作る。ある日、八角の香る味玉を作り置きした私は、着ていたパジャマの袖口を輪にして戸棚に結び、首を突っ込んだ……。

「最悪よりは平凡」
掃除機をかければインコをうっかり吸い込み窒息死させ、夫が書斎を欲しがれば娘を家から追い出す母に、「妖艶な美しい娘」をイメージして「魔美」と名づけられた私。顔見知りの配達員にはキスされそうになり、年下のバーテンダーには手を握られ、不幸とまでは言い切れないさまざまな嫌気を持て余す。

「God breath you」
女子大でキリスト教を中心に近現代の文学を教える私はある日、ほろ酔いでおでんバーから出たところを若い青年に声をかけられる。彼は、世を騒がせた宗教施設で幹部候補として育てられた宗教二世だった。

「家出の庭」
ある日、義母が家出した。西日に照らされた庭に。青いテントの中で義母はオイルサーディンの缶を開け、赤ワインを飲んで眠る。家出3日目、私はお腹に宿した子が女の子だと知る。

ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

254
島本 理生は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、著者の新境地でしょうか、奮闘する女性たちの短編集、オススメは、『最悪よりは平凡』&表題作『一撃のお姫さま』です。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/97841639198672025/07/16

タックン

122
いろいろな世代のいろいろな立場の女性の短編集。 (God breath you)と家での庭がよかった。 特に(God breath you)の40歳の大学准教授の独身女性が15歳も離れた年下男性と恋したトキメキと戸惑いが上手く描かれていた。 表題作の(一撃のお姫様)は島本さんの経験談かな?(笑)2025/08/22

星群

85
『最悪よりは平凡』のなかで、Tik Tokや『同志少女よ、敵を撃て』がでてきてなんだか新鮮でした。イマドキだなぁって感じ。島本さんは同志〜読んだのかな、どんな風に感じたんだろう。まだ未読なので、俄然読みたくなりました。ちょうどいい季節感を味わえるだろうし。『停止する春』は既読でした。恋愛色が強い本作で、異彩を放つ『家出の庭』がイチオシです。2025/12/27

itica

84
表題作が気になって読んでみたのだが、感想が書きにくい。5編とも悩みを抱え生きる女性が描かれているのだが、自分の中に共感するところがないせいかな。そもそも恋愛小説は苦手な方だ。そんな中で「家出の庭」だけタイプは違っていたが一番好みかも。嫁の姑に対する静かな思いやりが心に響いた。 2025/08/26

ででんでん

81
この装幀、私向きではないぞと勝手に思っていたけど、読み友さんのレビューに惹かれて読んだ。中身は大好きな島本さんだった。短いけどとても良かったのは「家出の庭」。中高年になってから、自分が発達障害なのではと気づき「いらない荷物を神様に背負わされてるみたい」と言う義母の心に寄り添う葉子。切なくも心が温かくなる。それ以外の物語は、今の自分とは別世界の景色だが、それも新鮮で、記される心模様は私にもぐっと沁みるものだった。人間の描かれ方がいつも凄い。表題作は、まさに未知の世界。タイトルの意味も初めてわかり深く納得。2026/02/21

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