浅生鴨短篇小説集 五グラムの用心棒

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浅生鴨短篇小説集 五グラムの用心棒

  • 著者名:浅生鴨
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 左右社(2025/05発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784865284706

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内容説明

新種のイナゴ・兇蝗(きょうこう)に襲われ、廃墟と化した地球に取り残された家族(「五グラムの用心棒」)。一列になって働く生まれたてのおじさんたち(「そのとき誰が」)。すべての出口が「北口」の駅で待ち合わせの西口を探し彷徨う会社員(北口の駅)。現金しか使えない島での珍道中(「島にて」)。「ネットと違う」顔だからと会場入りを断られるミュージシャン(「荷物」)・・・・・・。
奇妙な世界への扉を開く50篇!

目次

五グラムの用心棒
そのとき誰が
春が来る
お久しぶりね
異次元A
異次元B
笑った理由
送迎
リカバー
代表者
北口の駅
ヘソの横の赤いボタン
渦巻き
重なっていた
あいまいな指示
空の若葉
抜く人
荷物
三大テノール
日乾し
あれが部長
わからない人たち
拾ったときは
要求
硬かったから
消える理由
抑えきれない
男たちは強制する
自称
大規模な移転
組み立てA
組み立てB
二かいからの目薬
島にて
赤と白の困惑
本日の会見で
上の人のやりかた
時代とともに
覚え方
画期的な仕組み
黒い川と茶色の池
事務所
お弁当は
せーの
もかてん
ごまかす男
ルール違反
新生地
星と文字
パク

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fabi@第一芸人文芸部

9
バラエティ豊かな短編小説が50本も味わえる一冊。一つ一つが短いので隙間時間に楽しめるのが良い。僕も移動中にたくさん読み進めた。デストピアの世界観が構築されたものや、日常の一コマ、駄洒落、恋愛ものなど守備範囲が広くて飽きない。表題作『五グラムの用心棒』は、住めなくなった地球から宇宙へ脱出するチケットが家族分足りないお話。デストピアと化した理由が面白い。ほか、面白かったのは『お久しぶりね』『異次元B』『代表者』『渦巻き』『日乾し』『分からない人たち』『男たちは強制する』『組み立てB』などあげたらキリがない。2025/06/18

かっこちゃん

7
350頁に50個の短編が詰まっている。シュールな話だが、何となくアナログぽいというか、人間臭いというか、妙な感覚を持った本でした。「5グラムの用心棒」「送迎」「要求」「画期的な仕組み」他にも色々。どこから読んでも、どこで辞めてもなんせ短い。何かしら気にいるかも。2025/07/06

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