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内容説明
ふしぎな転校生との交流を通して、自分を見つめ直し大きく成長していく主人公・しずりの物語。読者に「人と人とのつながりの尊さ」「自分で考えることの大切さ」を伝えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
44
昭和30年代頃か。山の小さな村で暮らす4年生のしずりは、転校してきたメイと出会います。ひとりぼっちだったしずりはメイと友達になりますが……。孤独だった二人の少女の友情物語。小さな村社会ならではの排他的な古い価値観と差別。大人たち、子どもたちの会話から窺える、微妙な家同士の力関係がリアルですね。しずりの家も腫れ物を触るように扱われる存在なのが分かるのですよ。純粋な二人の少女の友情が美しい。2025/02/18
マツユキ
17
農村を舞台に、製糸工場の娘しずりと、村で初めての転校生メイの友情物語。家でも外でも力関係があって、子供も無縁じゃないのが、憂鬱になります。おじいさん、おじさんの自由な振る舞いも、力があってこそなんだろうな。でも、夢がある。そして、メイの言葉には力がある。村で生きるしずりと、家を持たないメイの友情と別れに感動しました。2025/10/24
Theodore
1
表紙の絵からもわかる通り、20世紀の半ばころのレトロな話。田舎の村に住む主人公の元に、旅人っぽい転校生がやってくる…という話。絵を見た限りではヒロインはもっと大人なのかと思ったのだが…。個人的には苦手な部類の話。やたらとジジィどもが物わかりの良いキャラになっていて、逆に女キャラが悪者っぽい構図になっている。普通は男性がろくでなしで周囲の女たちが味方になってくれるのが筋なのでは? 主人公の周囲に魅力的な同性がいないのが非常に残念(ついでに男性も魅力がない)。2025/02/11
gero
0
村;異人;友情 サプライズ戦争ものかと思ってわくわくして読んだら違いました、が傑作でした。どこのいつとも知れぬ村に旅人がやってきて乾燥小屋に滞在します。村の名士のお嬢様は旅の者の娘と親友になり、少しだけ自由な視点を手に入れます。村では何をするにしても出自がついて回り、常に何者かを問われているみたいで息苦しい(でも素晴らしい絵の力でとても魅力的にも見えます)。そんななかでバスだけが脱出する手段としてハイカラに輝いています。このマジカルな雰囲気を見るに旅人が異人というより村が異界なのかもしれません。2024/08/20
sayaka
0
4年生の女の子しずり、桜の花びらが散るある日、見たことのない女の子メイに会います。次の日、学校へ行くとメイは転校生で、村のはずれの乾燥場に住み始めた「旅のお方」だとわかります。まわりの子から遠巻きにされていた2人は心を通わせるようになりますが…。 ほんの1ヶ月ほどの間のおはなしだけれど、しずりにはかけがえのない春。おじいさんやおじさんなど魅力的な人たち、さわやかな読後感です。2024/08/13
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