小学館文庫キャラブン!<br> 天使の刻命本 死神と死者のいとも優美なまちがいさがし

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小学館文庫キャラブン!
天使の刻命本 死神と死者のいとも優美なまちがいさがし

  • ISBN:9784094074710

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内容説明

死んだ大学生と兼業死神の音楽家がバディに!

 善知鳥光(うとう・ひかり)はある日突然、死者になった。正確には霊体が自らの体を抜け出し、肉体だけが光の意志とは関係なく動き回るという、異常事態に見舞われた。そうとは気づかず霊体モードのまま、ある事故現場にたたずんでいた光に、声をかけてきたのはヴァイオリニストの四ノ宮。彼は死者を送る音楽を奏でる楽器「モーリー」を操れることから、死を司る天使・アシュリエルにスカウトされ、死神「アンクー」となったのだという。アンクーの仕事には「死者の言葉を聞き、その最期の願いをかなえる」というものがあり、四ノ宮は特殊な事情で霊体になってしまった〈規格外の死者〉の光に、自分の仕事の手伝いを頼むのだった。
 謎の経緯でバディとなった光と四ノ宮。そのさしあたってのミッションは、自殺を企てた中村美奈子という女性の希望を叶えること。霊体となった彼女は、事故現場で光に「鏡を探して」と語ったため、ふたりはその言葉の真意を探ることに。一方、光の魂が抜けた体のほうは、すでに何者かに乗っ取られていた。なぜか中村美奈子の部屋に執着する「光の中身」の正体は誰なのか。複雑に絡み合う謎を、死神と死者のバディは解くことができるのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紅羽

5
とある事故で肉体を離れ、霊体となった主人公。そこに死神代行のバイトのようなものをしているヴァイオリニスト四ノ宮と出会い、彼の死神の仕事を手伝う事になる。そして仕事を熟す中、主人公は自分の肉体と対面するが、既にその肉体には何者かに乗っ取られていて…。人間関係や普段表面に出ない心の闇などについて色々考えさせられる物語でした。事件解決後、再び戻ってきた主人公。続編があるとするならまた二人の活躍が見たいです。2025/06/22

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