内容説明
チャンネル総再生数 4億2,000万回超!
大人気YouTubeが放つ、衝撃の問題小説 降臨!
「くたばれ上級国民。
俺は、お前らの無自覚さに怒っているんだよ」
格差社会を憎む、ある証券マンが起こした一世一代の大事件とは!?
――俺は企む、下層弱者への「富の再分配」を!
帝日証券寺川支店の証券マンである「俺」――義田は、高級住宅街に住む「上級国民」を相手に仕事をしている。
日々傲慢な金持ちどもを脳内で罵り、嘲笑し、彼らを陥れる壮大な計画を心に秘めながら。
そしてついに義田は一世一代の大事件を巻き起こすが……!?
大人気YouTuberが現代社会に生きる者すべてに一撃を加える驚愕ストーリー、待望の文庫化!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Katsuto Yoshinaga
6
前半は格差社会風刺モノで、後半は格差社会批判者批判モノとでも言えば良いのか。格差社会を憎む証券マンが主人公で、「子供の受験の結果は、父親の経済力と母親の狂気の賜物である」とかいった物言いは、なかなか面白い。ブルデューとかマズローとか、ちょっと流行った心理・社会学の理論や、ポンジスキームとかの投資事件ネタもちらほら出てきて、サラリーマン諸兄はお勉強になりそうな内容でもある。しかし、全体的には短絡的で安直に過ぎる。スラスラ読めるといった面白さはあるものの、お話のレベルとしてはなんだかなぁ…という感じ。2025/11/06
yw_revolution
3
証券会社の支店でありがちなことがリアリティのあるワードで描写されていて、いにしえの記憶が呼び起こされた。この人のYouTubeの本音くんシリーズが好きです 序盤の半グレ集団が年代だけで対立構造を語っていて雑な捉え方してるなあと感じつつ、のちに主人公も大概なことが徐々に明示されていく。登場人物の思考の輪郭がくっきりと切り出されていく話の構成が巧みだった。 犯行に踏み切らず、証券会社内で暗躍し続ける話でも見てみたかった。高い手数料を取る大義名分として、本作の主人公と同じことを考えてる証券マンは少なくないと思う2025/09/11
LITA
0
文体が読みやすくてすぐに読めた。「義賊」というには考え方が一面的で思い込みが激しく自分というものをしっかり持っていないのと、義賊としてお金をばらまく辺り、その後の反応などの描写がほとんどないので、主人公の言動の結果の評価ができないのですっきりしない。 タイトルの「義賊」の話というより、「物事には多面性があり、決めつけは良くない」という気づきを若い子に伝えられるのであれば意義のある本だと思うが。 「富の再分配」を自力でやろうとは自らを神ととらえるようなもの。そんなキャラクターが義賊にはなれない。2025/07/30




