内容説明
地政学と経済学を融合した「地経学」は、国際関係を理解する新たな視点を提供します。本書では、米中貿易戦争、エネルギー戦略、技術覇権など、経済が国家戦略の武器となる事例を解説。サプライチェーンの変化や経済制裁の影響など、ビジネスにも直結する知識を学べます。市場分析や国際経済の動向を読み解く力を養いたい方に最適な一冊です。複雑な国際情勢を経済の視点からシンプルに理解できる内容となっています。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
146
地政学×経済学⇒地経学、確かにこれからの時代は、単純な地政学ではなく、融合した地経学だと思います。 地図とビジュアルで大変解り易い。 https://sp-mapple.jp/post-9784398147851/2025/06/08
メタボン
20
☆☆☆☆ あらゆる分野で台頭が目立つ中国。覇権国を維持したいトランプ政権とのせめぎ合いに今後注目。それにしてもこの30年の日本の地位低下は著しい。アメリカは半導体産業の振興を図るため2022年にCHIPSプラス法を制定。日本は小麦を政府売り渡し制度により政府がまとめて輸入。中国は世界の豚肉の45%を消費。日本の養殖ブリ輸出が好調でノルウェーも追随。日本のタコ輸入量の4割がモーリタニア。ブラジルはプロアルコール政策によりサトウキビ由来のバイオエタノールの使用を促進。2025/08/28
たらお
16
各国の安価な発電源のページを見て、中国は太陽光発電が安価、アメリカは風力発電。日本は石炭。なぜ日本が石炭発電に固執するのかというと、安価で調達しやすいほかにも、石炭火力発電の技術を東南アジア各国に輸出していることもあり、自国で火力発電を停止すると自国の技術力の衰退を招きかねないようなのだ。中国は、太陽光発電も風力発電も世界をリード。日本は秋田県沖で風力発電の計画があったが、三菱商事が撤退。浮体式は建設コストが相当高く、再生可能エネルギーへ移行を考えるのなら国主導で進めていく必要があるのだろう。2025/09/23
k sato
16
地経学の先頭は、中国共産党とトランプ政権だろう。地経学とは、政治や武力でなく経済で世界を制する新たな地図戦略。いまは物理的破壊だけが戦争ではない。経済制裁や技術供与など、地経学を駆使したハイブリッド戦争が進行中だ。これは資本主義が軍事・外交と融合した新段階。中国は世界各地でインフラ整備を進め、一帯一路から撤退したと思いきや、氷上・海上も含め世界一周を果たしていた。まるで経済版コロンブスの航海。四方を海に囲まれ、資源に乏しい日本は、武力なき国として経済を武器にしなければ、国としての存在感すら危うい。2025/07/19
Tomonori Yonezawa
5
地元Lib▼2025.6月の本▼4パート140頁、食料をめぐる地経学、資源・エネルギーをめぐる、主要国の戦略(特集)、産業インフラを〜、情報・お金・人を〜▼特集以外は項目一つを見開きで解説。▼カラー図説も大きくて、こういうジャンルに初めて接するなら理解が深まるのかもしれない。児童館の新刊なら◎。▼でもこれ一般の新刊だったんだよね。開くと目にうるさい感じがあって落ち着かないし。アメリカのとことかは今読むともう古い。こういうカラフルなのは雑誌で今を追いかけて、基本戦略的なのはもっと落ち着いてる本がいい。2025/10/12
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