集英社文庫<br> 誘拐ファミリー

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集英社文庫
誘拐ファミリー

  • 著者名:新堂冬樹【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 集英社(2025/06発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087447644

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内容説明

「家業、誘拐。ただし、狙うのは法で裁けぬ悪党のみ」――世田谷でペットホテルを営む浅井家は先祖代々、誘拐が裏稼業だ。極悪人のみをターゲットにし、超大型犬用の檻に監禁して身代金を要求する。硬い絆で結ばれた家族六人だったが、長男と次男の五代目家長の座を巡る対立が、一家を二分する壮絶なバトルに発展。某巨大宗教の幹部を狙った誘拐勝負で決着をつけるも予想外の結末に――。怒濤の展開、裏切りの心理合戦が手に汗握る! そして待ち受ける衝撃の結末!! 一気読み必至の長編犯罪小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ただぞぅ

5
悪者に狙いを定め、数千万円単位の身代金を獲得する浅井家。三代にわたり誘拐稼業を営んでいるだけに綿密な計画と緻密な計算、そして家族経営だからこその阿吽の呼吸で被害者に怪我を負わせることなく成し遂げる痛快さは堪らない。しかし身内が故の意見の対立や跡継ぎ問題が勃発し、一家分裂の危機が訪れる。そんな舵切り問題に揺れ動くなかカルト宗教集団から目をつけられ怒涛の展開に発展していく。伝統や掟を守り通すことが正しいのか。幼い頃のトラウマによる兄弟愛も見逃せない。警察との攻防や駆け引き、リアルな交渉だけが誘拐小説ではない。2025/08/16

かずぺん

2
楽しませていただきました。2025/07/15

gun56

2
あくどい事をしている輩を誘拐して身代金をせしめるのを生業にしている祖父、両親、長男、次男、長女の5人家族が、長男次男のどちらを時期リーダーにするかを2組に分かれてカルト教団から身代金を取る事で競わせる。いろんな思惑が絡んで二転三転して最後は大団円やけど、だいぶん無理があって思ったほど面白くなかった。2025/06/28

久遠

1
全体的に軽い印象はあるものの、短めながらムダなくまとめられている良作。映画化とかすればキャスト次第では話題になるかも?2025/05/28

そたか

1
これは読むのに時間がかかってしまった…誘拐業を営む家族、という面白そうな設定なんだけれども、世界観に入り込むことが出来なかった。ストーリーは、悪徳宗教のナンバーワンとナンバーツーを誘拐して、誘拐業の後継ぎを決める、という面白い発想。結末もスッキリ。でもこの家族の続編がでても読まないと思う。2025/05/22

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