薬クライシス―週刊東洋経済eビジネス新書No.480

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薬クライシス―週刊東洋経済eビジネス新書No.480


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内容説明

「薬がない!」。こんな言葉が医療現場で当たり前のように聞かれるほど、薬の供給不足は深刻な状況だ。増産だけでは解決しない後発薬メーカーの業界再編の難しさ、赤字の薬でもやめられない日本医師会の呪縛、加速するMR削減、自由診療での“やせ薬”乱発で糖尿病患者から上がる悲鳴など、医療と製薬の光と影を描き出す。身近なドラッグストアと調剤薬局の熾烈な勢力圏争い、処方箋なしで病院の薬が買える「零売薬局」規制への疑問など、問われる薬局の役割にも迫っていく。「それは患者のためなのか?」

本誌は『週刊東洋経済』2023年10月14日号掲載の34ページ分を電子化したものです。情報は底本編集当時のものです。その後の経済や社会への影響は反映されていません。

目次

薬がない! 医療現場の悲鳴
後発薬メーカーの業界再編は前途多難
コロナで加速する製薬企業のMR削減
赤字の薬でもやめられない「日本医師会」の呪縛
自由診療“やせ薬”乱発で糖尿病患者が悲鳴
期待のエーザイ認知症新薬 副作用対応は不十分
コロナワクチン リスク情報開示を渋る厚労省の不可解
花粉症 国が支援する舌下免疫療法
がん薬物治療の選択肢が増える
「ドラッグロス」日本で使えない薬が増加
進化する片頭痛の対策「発症抑制薬」の実力
難病やがん患者の期待大だが不安残る「ゲノム医療」
国産コロナ薬「ゾコーバ」専門医に使われない現実
医薬分業50年でも実現しない患者本位の薬局
ドラッグストアと調剤 熾烈な勢力圏争い
「零売薬局」規制への疑問
コロナで規制緩和が進んだオンライン診療の歪み