内容説明
生命が織りなす世界はこんなにも不思議と感動にあふれている――カブトムシ、アリ、セミ、ハチ、カマキリ……「命のバトン」を懸命につなぐ35の物語。生き物は死ぬとき、何を想うのだろうか。生き物にとって「生きる意味」は何だろうか。□老いることには意味がある …… ミツバチ□死なない生き物の「生きがい」 …… クラゲ□長生きよりも短命を選んだ …… キリギリス□家畜化されても見続けた「夢」 …… カイコ□生きてきた道に輝きを残す …… カタツムリ□交尾中に、メスに食われるオス …… クモ□老兵たちの最後のミッション …… アリ□死を前にして、何ができるか …… ネコ□敵だらけの世界で守りたかったもの …… クマ小さな命は、私たちにそっと大切なことを教えてくれている。そんな気がする――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
御花畑咲コ
3
久々の紙本。ふらっと買ってしまった感じ。本能で今この瞬間を生きる物は、死ぬことが次の世代への希望に合理的につながってゆくのだろうけど人間はそうはいかない。過去を振り返ることができて、未来を考えることができる。これが長所でもあり短所でもある。虫や動物や植物の一生を知って、では、人間の死とは何か、ということに想いを巡らせることになる本だった。ヨガの瞑想は「今ココ」の境地を目指すそうだけど、虫のようになれ、ということか?理性や感情はあるほうが良い?無いほうが良い?でもあったほうがいろんな物語が生まれるのは確か。2025/10/08
Go Extreme
2
https://claude.ai/public/artifacts/909c32e4-0d7c-4432-a8f6-b79f2b9d3880 2025/06/29
こみるmiru
1
なんとなく手にとって読んでみたら面白かった! 興味が湧くようなのがたくさんあった。2025/08/27
Genzoh Minamishima
1
耳障りのいい言葉を並べて、もっともらしく言っているように感じた。共感できなくなくもない。と言ったところか。表面的なことばかりでなく、もっと専門的な書籍かと思ってたので、肩透かしをくらった感は否めない。文章は優しく丁寧で読みやすかった。2025/08/24